左肩の月読
0.19
騒めきが途絶えたら
滲むよ(う)に風が吹き
肩掴む指の 痛みに喘ぐ
0.43
振り返れば 細い月が
あざ笑うみたく瞬(まばた)た
裏切るのは あいつだよと
問いもせぬ答え匂わせるけど
断ち切れない願い抱えたままで
肩越しの月を見上げさせる
( 間奏 )
1.22
黒々と伸びる陰
踏みしめて歩いてく
マリオネットみたく
糸繰(く)り縺(もつ)れ
1.46
ギクシャクだね
操(あやつ)られて
振り返った者が愚か者
見えぬ明日を 見ようとして
繰り出したカード裏返す指
ほくそ笑むは冴えた背後の月か
糸を引く者が肩を叩く
( 間奏 )
2.28
今ひとたび 君に問えば
どうとでもなれと突き放す
気まぐれでも 気休めでも
今宵また月は嘯(うそぶ)くのだろ
満たされない者に欠けた未来を
肩越しの月に問い掛ければ
幾許(いくばく)の夢で惑わせるの
* * *
0.19
ざわめきが とだえたら
にじむよに かぜがふき
かたつかむゆびの いたみにあえぐ
0.43
ふりかえれば ほそいつきが
あざわらう みたく まばたいた
うらぎるのわ あいつだよと
といもせぬ こたえ におわせるけど
たちきれない ねがい かかえたままで
かたごしの つきを みあげさせる
1.22
くろぐろと のびるかげ
ふみしめて あるいてく
マリオネットみたく
いとくり もつれ
1.46
ギクシャクだね
あやつられて
ふりかえった ものが おろかもの
みえぬあすを みようとして
くりだした カード うらがえす ゆび
ほくそえむわ さえた はいごのつきか
いとをひく ものが かたをたたく
2.28
いまひとたび きみにとえば
どうとでもなれとつきはなす
きまぐれでも きやすめでも
こよいまた つきわ うそぶくの だろ
みたされない ものに かけたみらいを
かたごしの つきに といかければ
いくばくの ゆめで まどわせるの
【投稿用】 左肩の月読
https://piapro.jp/t/FWEi への投稿用です。
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