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いつもの教室で いつもの仲間と なんとなく駄弁っていた
目の前で笑いを取る友人をよそに 僕はあの人の背中を眺めていた

なにをするときも だれとはなすときも
あの人を探してしまう でもきっとこれは叶わないから
僕はまた あの背中から あの姿から目を離す

この想いを伝えられるなら 伝えることができたなら
僕のこの心は きっと軽くなる
この想いが報われるならば 叶えられたとするなら
僕は生涯で きっと一番 幸福な時間を味わうだろう



いつもの教室で いつもの授業で なんとなくほうけていた
少し前にあの人の頭を見つけて 僕は授業を忘れてそれを眺めた

なにをしていても なにをかんがえても
あの人が離れない でもきっとこれは叶わないから
僕はまた 苦しくなって 辛くなって倒れそうになる

この想いが知られたら 知られてしまったならば
僕はあの人に きっと嫌われる
この想いが叶わなくて 消えてしまうのなら
僕はこの命も きっとすぐに 投げ出してしまうだろう

何度 何度 この感情を否定しただろう
何度 何度 あの人を眺めたのだろう
僕は いまだに弱いままで
この気持ちを伝えたら あの人は困ってしまう
だから 僕は深い哀しみとともに この感情を 飲み込む

いつもの教室で いつもの空間で なんとなくまた眺めていた
あの 僕と同じ制服を着た あの人を

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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悲男歌

思いつきで書きました。
つたないですが、よろしくお願いします。

閲覧数:30

投稿日:2011/10/19 22:28:35

文字数:586文字

カテゴリ:歌詞

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