①
「“罪”を持たずに生まれてきた者はいない」と
「“罪”のない人間は存在するわけがない」と
おばあちゃんはそう私に告げてわたしを育ててきた
ならば私の罪は何?
新しい靴を履き外の世界へと飛び出した。
お友達は未だに0人
だれも話もしてくれない
彼らの視線は傷を生むだけで
齢15の少女に突きつけられた
冷たくて痛い現実。
「『罪人』と呼ばれた私は
他人に何も許してもらえない
ならば私の“罪”は
私の、私自身の存在だと言うの?」
〈サビ〉
黒い罪と雨が
赤い傘に堕ちて吸い込まれていく
「これは私の傘なの?」
降り注ぐ罪と雨は
私の心を蝕んでいく
「そろそろかな 消えていくのは」
②
それから月日は流れた 18の冬の日
白い“罪”は積もるばかりで
足跡も消した
どんなに沢山の濡れ着を被せられても
屈しなかった罪人。
「流れる時間の中で私は必ず恋をするでしょう。」
“愛”を罪とされた罪人の青年と
惹かれあってから…
2人には大きなもうひとつの“罪”が世界から課せられた。
「『罪人』と呼ばれた私たちに自由はないのね
ならばこれが最後の季節だというの?」
〈サビ〉
日が昇っても暮れても この罪は変わらないままで
「これは私の体なの?」
いくら転んでも落ちても傷がつくだけで
「何も感じない…」
そうやっと気付いたの
罪の理由を、真相を、真実を、本物を、
「私は何も感じられないこと」
ただの兵器として 道具にされて
「それが全ての真実で」
世界で2つだけの『罪人』は愛し合えば弾け飛ぶ未来も
「それでも僕は君を愛すよ」
2つの罪が混ざって弾ける
2つだけのblame
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