私の名前は「ミク」
実は・・・ロボットです。

そんな私に、人間のともだちができた。

「お~~い!ミク~」

私の友達「リン」

この子は、私にできた最初の人間のともだち。

でも・・・私はまだ言ってない。



私が「「ロボット」」ということを。

「ん~?ミク、元気ないよ。どうかしたの?」

「リン・・・なんでもないよ。元気だよ?」




__________夕方_________


「ミク、ばいばーい」

「リン、ばいばい」


また今日も、言えなかった。

今までも、言わなかったんじゃない。言えなかったんだ。

リンに「嫌われる」のが嫌で・・・


そして、ココロの中の私は、こう言う。

「いつかは言わなきゃいけないよ?」

わかってる・・・

わかってる!

でも・・・

そしてまた、悩みを抱えて夜が明けた。


今日こそはいわなきゃ。

私はリンを呼び出した。

「ミク、どうしたの?」

「実は・・・リンに隠してたことがあるんだ・・・」

「何?」

「私・・・」

「ロボットなんだ!!」

一瞬リンがうつむいた・・・

やっぱり・・・

怒ってるかな?

嫌われたかな?

リンは、また私のほうを向き、にっこり笑った。

「なんだ、そんな事か。」

え・・・?

「リン!私、ロボットなんだよ?!怒らないの?嫌いにならないの?」

「うん。だって、ロボットでも、動物でも、ミクはミクでしょ?」

自然と、涙がこぼれていた・・・

「リン!これからもヨロシクね!」

「うん、もちろんだよ!!」

リンがともだちで本当によかった!

本当に・・・

___happyEND_______

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

世界一ハッピーな物語

ロボット「ミク」ろ、人間「リン」の友情小説です!

閲覧数:137

投稿日:2012/03/16 21:06:30

文字数:711文字

カテゴリ:小説

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