目の潰れた少年と
手足の無い動物たちは
どこまでも、どこまでも
地平線を目指して
歩く

目の潰れた少年と
手足のない動物たちは
哀しみも、怒りさえ
喪失しているから
笑う

引き摺る音と足跡の様な血
滲み出ていく滑落した感情は
彼に何を与えるのだろう

目の潰れた少年は
手足の無い動物たちと
ただ遠く、ただ遠く
少しだけの朦朧
抱いて

目の潰れた少年は
手足のない動物たちと
疲れても、疲れても
立ち止まらず歩いて
笑う

静かに傷む冷静も手伝い
生を手に取る掌握した唯一は
彼に何を思わすのだろう

彼は後に言う
「ボクは見たよ。この世界の全てを。」
彼はそして言う
「何も無いよ。ただ終わりがいるんだ。」
だけど彼は言う
「だからボクは、この世界が好きだよ。」

少年は笑い
動物たちを食した手を切り落とした
少年はそれでも笑っていた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

少年と世界

物語系かな。もの凄いあれですが。
久しぶりに嫌な作品が出来た感じです。

気の迷いかも知れないんで、落ち着いたら消すかもしれません。

閲覧数:80

投稿日:2011/10/23 21:06:02

文字数:373文字

カテゴリ:歌詞

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