私の心から 溢れた雫は
 いつかあの 枯れた花を 彩るかしら



 貴方と二人 頷きあって
 小指に絡む 糸を千切った
 愛を誓った 時間はすでに
 欠片となって 砕けて消えた

 真白に戻った 糸は泣いた
 「次は何色に 染まればいい?」

 “さようなら”と 交わしたキスを
 温めたいだけ。傲慢かしら

 私の心から 溢れた雫に
 いつかこの 錆びた棘も 溺れるかしら



 迸る声 咽喉を震わせ
 欠片を惜しむ 私を詰る
 「あの愛はもう 死んだのだから……」
 早くと急かす 心に蓋を

 太陽も月も 地上さえ
 掻き毟る指で 喝采を

 “さようなら”と 交わした言葉
 終わらせたいだけ。いけないかしら

 あの蝶のように 飛べたら私は
 もう一度 歌えるかな 誰かの為に
 


 私の心から 溢れた雫は
 いつかあの 枯れた花を 彩るでしょう

 私の心から 溢れた雫よ
 いつかこの 錆びた棘を 沈めておくれ
              
 あの蝶のように 飛べたら私は――……





  ―――――*―――――*―――――*―――――*―――――



<S>
 わたしのこころから あふれたしずくは /9+8
 いつかあの かれたはなを いろどるかしら /5+6+7



<A>
 あなたとふたり うたずきあって /7+7
 こゆびにからむ いとをちぎった /7+7
 あいをちかった じかんはすでに /7+7
 かけらとなって くだけてきえた /7+7
<B>
 ましろにもどった いとはないた /7+5
 つぎはなにいろに そまればいい /7+5
<C>
 さようならと かわしたきすを /6+7
 あたためたいだけ ごうまんかしら /8+7
<S>
 わたしのこころから あふれたしずくに /9+8
 いつかこの さびたとげも おぼれるかしら /5+6+7



<A>
 ほとばしるこえ のどをふるわせ /7+7
 かけらをおしむ わたしをなじる /7+7
 あのあいはもう しんだのだから /7+7
 はやくとせかす こころにふたを /7+7
<B>
 たいようもつきも ち(じょ)うさえ /7+5
 かきむしるゆびで かっさいを /7+5
<C>
 さようならと かわしたことば /6+7
 おわらせたいだけ いけないかしら /8+7
<S>
 あの(ちょ)うのように とべたらわたしは /9+8
 もういちど うたえるかな だれかのために /5+6+7
 


<S>
 わたしのこころから あふれたしずくは /9+8
 いつかあの かれたはなを いろどるで(しょ)う /5+6+7
<S’>
 わたしのこころから あふれたしずくよ /9+8
 いつかこの さびたとげを しずめておくれ /5+6+7
              
 あの(ちょ)うのように とべたらわたしは /9+8


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

太陽に吼えろ

じかんをください
すぐには すれられないのです


 



*()内は一文字で数えて欲しい箇所です



閲覧数:105

投稿日:2010/03/07 19:04:33

文字数:1,221文字

カテゴリ:歌詞

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