溶けてゆく歌の葉に 在りし日の空咲いて
とめどなく過ぎてゆく 薫る今 その手まだ

歩いてゆく春の音 詩(うた)に君を忘れられたら
桜に 近づけたら

藍にはなりきれなくて 哀(あい)した春宿り


覚めてゆく花の色 眩しくて目を瞑る
夢の中舞い踊る 記憶今 淡く摘み

重なり合う街の声 風に声を託せられたら
夕日に 攫われたら

夜にはなりきれなくて 目覚めぬ朝ひとつ


糸(いと)しくて紡ぐ君色 花弁(はなびら)切なさに君を映す

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春宿り

タイトルは雨宿りの造語です。
歌詞は春の切なさをイメージして書きました。

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投稿日:2020/02/25 13:47:20

文字数:218文字

カテゴリ:歌詞

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