夏色に 今 ふたり溶けていく

ぼくらを 何のドラマにもせずに
八月は流れてく
二度と見れない あなたの瞳は
淡く 青く

「ほら、輪郭も失うほど思い出の私を殺して」
ねぇ、きっと今もまだ愛してる

グラスが音を立てる 目を醒ます
サイダーが揺れている
少し広く感じる 狭い部屋
あぁ、君を想う

-

ぼくにとっては憧れで、君にとっては戯れの。
そんな関係が、何のメロドラマにもならず暮れていった。

教室という区切られた箱の中での距離は何も変わらないけれど。
意識的にかたどられた無意識さを持って、
君の瞳の青にぼくの姿が混じることはもうない。

数度君が訪れただけで、こんなにも”不在”でいるぼくの部屋。
残された拒絶の言葉を約束にするために、いつかの思い出を反芻する。

-

もう 夏が往く
夕立に濡れたシャツ
言葉はいらないで笑う

ほら、輪郭も失うほど思い出の私を殺して
「ねぇ、きっと今もまだ愛してる」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

サマーインマイサマー

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投稿日:2023/07/07 17:20:07

文字数:409文字

カテゴリ:歌詞

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