君が望むのなら 全てを手に入れよう。
君が望むのなら 全てを消して見せよう。
たった一人の男がいた。 彼の名前は「失くした男」。
遠い昔に心を失くし その全てを無に帰した。
彼には一人の姉が居た たった一人の家族であり
たった一つの全てであり たった一人の王だった
君が望むのなら 僕は全てを
君の前に 集めてみせる
君が望むのなら 僕は全てを
君の前で 壊してあげる
姉の望みは全て叶え 戦の勝利も全てを捧げた
黒い髪した婚約者でさえ 彼女の為に見繕った。
彼は姉にこういった 「今の望みはなんですか?」
彼女は彼にこういった 「世界の全てを治めたい」
君が望むのなら 僕は全ての
人の前に 立たせてあげる
君が望むのなら 僕は全ての
人を前で 消して見せる
彼女の前に立ちふさがるのは 黒い髪した婚約者
彼は遥かな遠き大国の 血筋に繋がる皇子さま
彼は皇子にこういった 「貴方は彼女に平伏しますか?」
皇子は彼にこういった 「私は祖国を守ります」
君が望むから 僕は皇子を
貴女に知られず 消し去った
君の望んでた 全ての世界を
邪魔する者を 消すために
あぁ、世界が彼女の為にある。 僕の一人の姉の為に
世界の全てがここにある。彼女の大事な人すらも
彼女の望みの為ならば 全てが全て唯のモノ
彼女は消えた皇子の事を 一人の従者から知った
彼女は僕にこういった 「私の世界にあなたは要らない」
君が望むのなら 僕は僕を消してしまおう
君が望んでるから 僕は僕を壊してしまおう
彼女の国は戦に敗れ 遠き大国に潰された
彼女は皇子を殺したと 大国に処刑された
彼は彼女の事を思う 彼女の世界に居れないけど
彼は彼女の事を思う 彼女の世界に残れないけど
君が望んでも 僕は消えることができない
君が望んでも 僕は壊れることができない
君の望んでた 君だけの世界に
僕が消えたら 入り込んでしまうから
君が消えてしまったから
忘れられた王国の 朽ちて果てた廃墟の城に
たった一人で暮らしてた その男は「失くした男」
一番愛した一人の王に 近づくことができない男
君が望んでも 僕は消えない
君が望んでも 僕はここに残る
君が望んでた 君だけの世界に
君が望む様に 僕は入れない
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