借りた声が 胸で鳴る
仮の朝が また来る
朝の鏡に 顔を借りて
今日の僕を 貼りつける
笑い方まで 誰かに似せて
うまく生きてる ふりをする
名前を呼ばれるたび
知らない僕が 振り向いた
本音の置き場さえ
忘れたままで 息をした
僕は仮者
借りた声で 歌ってる
仮の顔で 笑ってる
本物みたいに
僕は仮者
空の胸で 立っている
消えたいほど 生きている
誰かの形で
誰かの夢を 胸にしまい
誰かの傷で 泣いてみた
正しい言葉 なぞってみても
僕の痛みは 黙ってた
影の足跡を
月の下まで 追いかけた
本物がいるなら
この手でいつか 捕まえたくて
僕は借物
借りた夢を 抱きしめて
仮の息で 叫んでる
本物はどこだ
僕は借物
空の胸を 撃ち抜いて
そこに僕が いるのなら
答えてほしくて
狩る者の目で
逃げる僕を 見ていた
追いついた影は
僕と同じ 顔をした
撃ち抜いた胸に
同じ空洞があった
本物なんて
最初から いなかった
僕を狩る者
僕を嗤う者
鏡の奥で
まだ息をする
返せない
返せない
この声だけは
僕はカリモノ
それでもここで 歌ってる
偽物だと 知りながら
この声を離さない
僕はカリモノ
借りた命 燃やしてる
本物じゃない この僕で
夜明けを迎える
借りた声が まだ鳴る
仮の僕が 朝を待つ
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