また、日記を書いた
今日も死ぬのが怖いから
僕が何者なのか刻むんだ
また、誰かが死んだ
君じゃなくて良かったなんて
思う僕は酷い人かな
君が死ぬのを見たくないよ
ずっと横で笑っていてよ
こんな平和な世界なのになんて笑わないでよ
百年後も千年後も一緒にいてよ
もう独りは嫌だから
今、ここに咲いた嫋やかな花も
今、美しくはにかんだ君も
いつかあっけなく散ってくんだ
僕らは脆いから
花は散るからこそとか抜かしてさ
人がどう死ぬか知らないくせに
あぁ、強がってばかりだ、君は
どうかもう少しだけここにいてよ
まただ、花が枯れた
独りぼっちが怖いから
そんな理由で連れてきてごめんな
もう、気づいてるんだ
一緒に歩いていけないこと
最後には独りで消えること
わかってるさ
死を待つ限りある寿命も
いずれ腐る脆い身体も
いつの日か僕たちは克服できるだろうか
どこかで期待していた
だってもう耐えられないから
どう足掻いたって
どう喚いたって
いつか死ぬのがさ
なぁ、
もし出会うことがなかったら
こんな辛くなかったのかな
あぁ、でも出会えた喜びは変え難いものか
百年後も千年後も一緒にいたかった
あぁ、馬鹿げてるかもだけれど
本気だったんだ
空を漂うあの雲も
今を巡り巡るこの季節も
いつも素っ気なく去ってくんだ
彼らは気まぐれだ
終わりがあるからこそとか言ってさ
本当の終わりも知らないくせに
あぁ、強がってばかりだ、君は
どうかもう少しだけここにいてよ
あぁ
気づいたんだ
花も雲も季節も
あの日の面影も
誰かの中で生きてるのかな
消えるのも灰になるのも怖くないかもな
誰かの記憶で生きれたら
遠い日の記憶、霞むあの日々も
美しくはにかんでいた君も
僕の中で脈を打つんだ
記憶は消えないから
だとしたら僕も誰かの記憶に
焼きついて君を生かしたいよ
あぁ、強がってばかりだ、僕は
花も雲も季節も君も
僕が死ぬその日まで
僕の記憶の中で呼吸をするんだ
あぁ
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