48_線香花火とラムネ瓶

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甘い火薬の匂いがする背丈が同じだった頃
淡い記憶を重ねている化かされ煙の中へ

(手を引いて)人を掻き分け
(縫い歩く)提灯の下で夜空
ドンッと心臓打ち鳴らす

金色の閃光貫け闇
彼ちょっとばっかしそばにおいで
光るべっこうかけら落とし
夜八時体温舞い上がって
銀に虹彩煌めく度
何ちょっとばっかしカッコつけて
締めの放送迷子二人
もうじき迎えが来てしまうから
ごめんね

苦い味に慣れてった頃彼の背丈だけ伸びて
二階ベランダ川を見やる今年は中止のページ

(戸を開けて)バケツ携え
(持ち走る)堤防の上でライター
カッと蝋燭を灯す

金色の閃光貫け闇
彼ちょっとばっかしそばにおいで
光る残像絵型ススキ
十八時体温取っ払って
銀に虹彩煌めく度
何ちょっとばっかしカッコつけて
締めの線香花火は散りぢり
もう帰ろうか

朝になって仕舞えばもう
この町から彼は去っていく
駅のホームと1車両目のドアを
跨いでいる
朝を何度迎えて今日
夢に何度見たのだろう
彼の居ない町で声を受け取って

(甘い火薬の匂いがする)

導火線打ち上がる花火
まだちょっとばっかしかかるようで
あたしビー玉泡を脱がす
二十時体温冷ましていく
そっと虹彩下りるとばり
何ちょっとばっかし待ってろって
締めの放送迷子終わり
もうじき迎えに来てくれるかな
ごめんね

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ライセンス

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48_線香花火とラムネ瓶

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投稿日:2024/07/24 02:57:54

文字数:641文字

カテゴリ:歌詞

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