雪が降る。白い冬の結晶は、触れると解けてしまう。
こんなに儚いのに、何故こんなに美しいのだろう。時々、そう思う。

「おーい!リーン!」

遠くで声がした。あれはレンだ。ここ数日は忙しかったから会えなかった。私に良く似た、だけど別人の顔が何故か懐かしく感じる。

「久しぶり、レン」

私は走ってやってきて、息を切らして肩を上下させているレンに声を掛けた。
レンは顔を上げて微笑んで、

「久しぶり、リン」




これからも、この町で






もう暗くなっている道は、いつもよりも冷たさを感じた。
私の左隣にいるレンは、手袋をした手に息を吐きかけている。
寒い。冬だから寒いのは当たり前だが、こんなにも寒いものだろうか。雪は止まることを止めない。

「なぁ、リン」

「何?レン」

「俺たち、昔からこの道を通ってきたよな」

「うん…、そうだね。昔からずっと、レンと一緒にこの道を歩いてたね」

それこそ、小学校に入る前からずっと。私はレンといつも一緒だった。

「春も、夏も、秋も、冬も。晴れの日も、曇りの日も、雨の日も、雪の日も」

「うん…。そうだね」

「この町は変わって行ったけど、この道は昔から変わらないよな」

「うん…。昔からここにあって、私たちはいつもこの道を歩いてたもんね」

いつも、レンと一緒に。この道は、私たちにとっての帰る場所みたいなものになっていった。
人通りは少ない、電柱もあまり無い道は、それでいて明るい。
この道は、とても落ち着く。

「この道は、ずっとこの場所にあるよね」

ずっと、私たちの傍にあった。

「これからも、この場所に、変わらずにあってくれるといいな」

「だな」













「リン。…リンは、これからも俺の傍にずっと一緒にいてくれる?」

「え?」

レンの言葉の意味が分からない。私はこれからもこの町にいるのに。

「リン、…俺の傍にいてくれますか?」

「…うん」

「俺と、付き合ってくれる?」

え?

「レン?もう一回言ってくれる?」

「俺と、付き合ってください」

聞き間違いじゃなかったようだ。

「俺は、この町で、ずっとリンと一緒に暮らしてきた。これからも、一緒に居たい。許して、くれる?」

頬に熱いものが伝う。

「うん…」

レンは私を抱きしめた。
雪が私たちを祝福しているように、舞う。
私たちは、幸せだ。




私はずっとこの町で暮らしてきた。そして、これからも。



愛する人と一緒に

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

これからも、この町で

希来ちゃんの誕生日祝い小説です。
こんな意味不明な小説でごめん…。

希来ちゃん!お誕生日おめでとう!

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閲覧数:172

投稿日:2012/02/05 17:38:58

文字数:1,048文字

カテゴリ:小説

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  • しるる

    しるる

    ご意見・ご感想

    フォローありがとうww

    リンちゃんは、やっぱりかわいいww
    頬をあついものがつたう……うん、いい表現ww

    これから、よろしくおねがいしますww

    2012/02/05 22:47:20

    • 美里

      美里

      いやww

      可愛いっていってくれてありがとう
      ちょっと…、それ褒めすぎww。まぁ、ありがとう

      こちらこそよろしくお願いします。

      2012/02/06 18:33:04

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