ああ　何だか悲しいと思ったら　雨が降ってる
君の悲しみの半分が空に映ったんだ

僕の胸が痛いのは　君の悲しみの残り半分が　僕に届いたから

そうなら　どんなに幸せで　嬉しくなっただろう
君が今　どこか晴れた空の下で　手を広げ　笑っているなら

ああ　神さま　どうか　僕にください
あの子の悲しみを全部　僕にください　どうか　どうか

笑顔を受け取る資格は　なくしてしまったから
せめて　悲しみだけは　僕に引き取らせて　ください



ああ　何だか嬉しいと思ったら　星が降ってる
君の喜びの輝きが空に映ったんだ

僕の胸が弾むのは　君の喜びの中のひとかけら　僕に届いたから

そうなら　どんなに幸せで　悔しくなっただろう
君が今　誰か共に月の下で　目を閉じて　願っているなら

ああ　神さま　どうか　僕にください
あの子の喜びの欠片　僕にください　どうか　どうか

涙を拭う口実は　なくしてしまったから
せめて　喜びの欠片　僕に垣間みせて　ください


願ってもいいだろうか　君のこと
まったく関係を持たなくなった　僕なんかが
余計なお世話だと思うけれど
今ここに生きているのは　君のおかげだから


ああ　“神さま”　なんて　他人まかせな
意気地のない僕の言葉　聞かないでください　どうか　どうか

与えられてばかりいた僕に　今　できること
せめて　幸せだけを　ただただ祈らせて　ください

君色に映る空だけ愛させてください


ーー以下より、ひらがな全文ですーー

ああ　なんだかかなしいとおもったら　あめがふってる
きみのかなしみのはんぶんが　そらにうつったんだ

ぼくのむねがいたいのわ　きみのかなしみののこりはんぶんが　ぼくにとどいたから

そうなら　どんなにしあわせで　うれしくなっただろう
きみがいま　どこかはれたそらのしたで　ておひろげ　わらっているなら

ああ　かみさま　どうか　ぼくにください
あのこのかなしみおぜんぶ　ぼくにください　どおかどおか

えがおおうけとるしかくわ　なくしてしまったから
せめて　かなしみだけわ　ぼくにひきとらせて　ください

ああ　なんだかうれしいとおもったら　ほしがふってる
きみのよろこびのかがやきが　そらにうつったんだ

ぼくのむねがはずむのわ　きみのよろこびのなかのひとかけら　ぼくにとどいたから

そうなら　どんなにしあわせで　くやしくなっただろう
きみがいま　だれかともにつきのしたで　めおとじて　ねがっているなら

ああ　かみさま　どうか　ぼくにください
あのこのよろこびのかけら　ぼくにください　どおかどおか

なみだおぬぐうこうじつわ　なくしてしまったから
せめて　よろこびのかけら　ぼくにかいまみせて　ください

ねがってもいいだろうか　きみのこと
まったくかんけいおもたなくなった　ぼくなんかが
よけいなおせわだとおもうけれど
いまここにいきているのわ　きみのおかげだから

ああ　かみさま　なんて　たにんまかせな
いくじのないぼくのことば　きかないでください　どおかどおか

あたえられてばかりいたぼくに　いま　できること
せめて　しあわせだけお　ただただいのらせてください

きみいろにうつるそらだけあいさせてください