霞む視界に流れる雲
 手を伸ばしても届くことはなくて
 灰色の空に輝く太陽は
 灰色の街並みに陽炎を揺らす

「つまらない」
 仰向けになりながら、囁くと
 ぼんやりした視界が、灰に滲んでいく
 
 夢現なんて言葉に甘えて
 考えることも放棄して
 この茹だる陽気に僕は、全てを放り投げた

 あの空も、灰色
 あの夏も、灰色
 あの日々も、灰色
 立ち止まることを赦された僕は
 情けなく目を覆った
 諦めて良いよなんて
 なんて優しいんだろう

「くだらない」
 無粋に歩きながら、呟くと
 耳障りな喧騒が、灰に溶けていく

 曖昧な言葉に騙されて
 考えたことも忘却して
 暑苦しい毎日に僕は、何もかもを失った

 あの空は、灰色
 あの夏は、灰色
 あの日々は、灰色
 泣くことさえも赦されない僕は
 声もなく疼くまった
 諦めるんじゃないなんて
 なんて残酷なんだろう

 掌編みたいに短い時間
 その時間で、僕はどれだけ夢を見たのだろう
 陽炎のように曖昧で
 ゆらゆらと思い出せないまま
 
 でも、そんなの言い訳なんだろう
 思い出したくない
 それだけさ

 夏が終わる

 あの空も、灰色
 あの夏も、灰色
 あの日々も、灰色
 あの恋も、灰色
 あの夢も、灰色
 あの嘘も、灰色
 何もかも、何もかも
 灰色
 過ぎていく夏の日々に
 終わりを告げる夏の日々に
 
 僕は咽び泣いた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Gray Summer

何となく思いついた言葉を紡いだだけです。
勢いって大事ですね。
あ、夏は大好きです。

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閲覧数:99

投稿日:2013/09/25 22:45:18

文字数:603文字

カテゴリ:歌詞

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