ある日の夜。もはや定番のリビングにて。
「・・・・話って何?アカイト」
ミクは、歯切れの悪い赤い人を見て確信犯的に、にこっと笑いかける。
「・・・まだ、早いんだけどな・・・でも、カレンダーに印つけておいてくれ」
・・・なかなか本題に入らないアカイトにミクは
(・・・・???)
疑問符を浮かべていた。
「・・・・8月31日・・・8月の夏の終わりに夏祭りはあって、もちろん花火やら屋台やらあるんだが・・・」
そして、一拍置いて意を決したように言った。
「・・・・・一緒に行かないか?・・・ミク」
相手の目をじっと真っすぐ見つめてアカイトは言った。
「・・・えっ」
見つめられたミクは、一気にほっぺを赤く染めながら、それでも目はそらさずに、
「・・・私で、いいなら・・・」
そのあと、
「・・・カレンダーに印つけて楽しみにしてるから。・・・じゃ、また明日」
と、はにかんだ笑顔で、そう言ったあとリビングから去っていった。
「・・・なんか、俺って誘うの苦手だよなぁ・・・」
独り残ったアカイトは独りでごちて、
「でも、なんとか言えたし、まあ、いいか」
独りで立ち直り、自分も自室へと戻っていった。
END
コメント0
関連動画0
オススメ作品
「なかなか話せないこと、話してみてもいいかな」
「大丈夫、聴いてるから肩が触れ合う場所で」
少し羽伸ばそうか ここが等身大で
ここが縮こまらずに きょうもいられるところ
心の温度 今 ここで伝わるから
生きづらさあっても なんとか生きてける
心の温度 今 ここで伝わるから
暖め照らすから 優しくいら...心地よい距離で
sakagawa
ゆれる街灯 篠突く雨
振れる感情 感覚のテレパス
迷子のふたりはコンタクト
ココロは 恋を知りました
タイトロープ ツギハギの制服
重度のディスコミュニケーション
眼光 赤色にキラキラ
ナニカが起こる胸騒ぎ
エイリアン わたしエイリアン
あなたの心を惑わせる...エイリアンエイリアン(歌詞)
ナユタン星人
8月15日の午後12時半くらいのこと
天気が良い
病気になりそうなほど眩しい日差しの中
することも無いから君と駄弁っていた
「でもまぁ夏は嫌いかな」猫を撫でながら
君はふてぶてしくつぶやいた
あぁ、逃げ出した猫の後を追いかけて
飛び込んでしまったのは赤に変わった信号機
バッと通ったトラックが君を轢き...カゲロウデイズ 歌詞
じん
誰かを祝うそんな気になれず
でもそれじゃダメだと自分に言い聞かせる
寒いだけなら この季節はきっと好きじゃない
「好きな人の手を繋げるから好きなんだ」
如何してあの時言ったのか分かってなかったけど
「「クリスマスだから」って? 分かってない! 君となら毎日がそうだろ」
そんな少女漫画のような妄想も...PEARL
Messenger-メッセンジャー-
廃墟の国のアリス
-------------------------------
BPM=156
作詞作編曲:まふまふ
-------------------------------
曇天を揺らす警鐘(ケイショウ)と拡声器
ざらついた共感覚
泣き寝入りの合法 倫理 事なかれの大衆心理
昨夜の遺体は狙...廃墟の国のアリス
まふまふ
ミ「ふわぁぁ(あくび)。グミちゃ〜ん、おはよぉ……。あれ?グミちゃん?おーいグミちゃん?どこ行ったん……ん?置き手紙?と家の鍵?」
ミクちゃんへ
用事があるから先にミクちゃんの家に行ってます。朝ごはんもこっちで用意してるから、起きたらこっちにきてね。
GUMIより
ミ「用事?ってなんだろ。起こしてく...記憶の歌姫のページ(16歳×16th当日)
漆黒の王子
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想