夏休み

巡り巡り巡るあの夏休み　
月夜の下みんなで
花火大会天体観測
遊びつくしたバケーション

やり残したことは　ないと言ったけれど
心のどこかで　つっかえているものは何なの？　

明日から新学期　セットした目覚まし
疲れた体を　リセットするために目を閉じる

いつもの喫茶店で　去り際
あいつは何か言いたそうな
真剣な眼差しで私を見ていた…

巡り巡り巡るあの夏休み
眩しい太陽の下
野球大会海水浴場
幾多のシーンを思い出す

流れ流れ流る束の間の日々
同じ時はもう来ない
感傷に浸る間もなく　明日は来る

何かしなくちゃと　意味もなく焦って
仲間を呼び出し　何気ない話に花咲かす

宿題も終わったし　合宿にも行ったし
明日の準備して　眠ればいいだけのはずなのに

何かが騒ぎ立てて眠れない　まだ不満があるというの？
答えの出ない問いが　私に詰め寄る…

巡り巡り巡るあの夏休み
子供の頃のように
肝試しに昆虫採集
夢中ではしゃいだバケーション

流れ流れ流る時間の波は
滴る汗のように
人の気持ちなど構わず　過ぎ去ってく

（巡り巡るSummer Days）
（流れ流るVacation）

灰色染まる空の下　あいつの手をとり走った
あの日の夢を何故か　今頃思い出した　
どうかしている私　

（巡り巡り巡るあの夏休み）
（流れ流れ流る束の間の日々）

巡り巡り巡るあの夏休み
炎天下空の下
部活にバイトに海にプールに
息つく間もなく突っ走る
流れ流れ流る束の間の日々
同じ時はもう来ない
かけがえのない思い出が
巡り巡る…
明日は来る…