私は、チラッっと横の部屋を見た。そこにはレースカーテンに映ったレンとグミの姿がある。私は少しハラハラしながら見つめていた。
「グミ・・・・何しに来たんだろう?」
ーまさかっ!!レンの事が・・・好きとか??・・・・いやいやいや、ないない!!!グミには、グミヤという人がいる!!・・・でもな~う~ん・・・・・
私は椅子の上で、頭を抑えながら考えた。考えて考えて考えた末に、キャパオーバー的な状況に陥り、考える事をやめた。
「レン・・・・」
私は、飼い主の居ないネコのような声で呟いた。出来れば、ネコになってレンのそばに居たい。だって、私がレンの近くに居る女の子の中で一番、長く一緒にいるんだよ!!そりゃ、誰だってそんな男の子に一回は、恋をするでしょ!!必死で隠してるけど、もしかしたらバレてるかもしれない。
ー言っちゃおうかな~
でも、コレを言ったら関係が崩れてしまうかもしれない。それが怖くて、なかなか言えないでいる。すると、レンとグミの影が急接近した。
ー!!!!ちょっ、待って!!!
私は、思わず椅子の上に立った。その後、私に悲劇が襲った。
-バッターン!!!
椅子と共に私は床に勢いよく落ちていった。さすがにこの音はレンの部屋にも聞こえたのか、勢いよく窓も開いた。
「リッリン!!?」
「レン・・・・やっちゃった~」
私は、笑いながらピースサインをして言った。レンは、少し心配そうな顔で私を見つめた。その横からグミもヒョコッっとでてきた。
「リン~何やってんのさ~♪」
グミは笑いながら、私に手を差し伸べた。私は、その手を掴んで立った。少し腰が痛い。
「ちょっと、倒れちゃった。」
「ドジだな~♪」
私とグミは、笑っていたがレンは、ちょっと浮かない顔をしていた。
「レン、どうしたの?」
「別に・・・・・」
「なになに~もしかして心配してるの~??大丈夫だって~♪」
私は、少し痛む体でピョンピョン飛び跳ねた。
ーうっ、腰に響くっ!!
すると、レンの顔は、さっきより怖い顔になっていきなり私に向かって怒鳴った。
「嘘つくなよ!!コッチの部屋まで響いたんだぞ!!なんで無理すんだよ!!」
私は、いきなりの事だったから全身が固まってしまった。こんな事、初めてだった。
「もういい、僕、戻るよ!!」
レンは、そう言って窓をまたがり家に戻った。私は、何も出来なかった。
「リッ・・・リン・・・・」
「うっ、グミィ~どうしよう~レンを怒らせちゃったよぉ!!」
私は泣きながら、グミに抱きついた。グミは優しく私の頭を撫でながら励ましてくれた。
「よしよし、まったくレンは何も分かってないね~リンの優しさを怒鳴るなんて~」
「うっ、うっ・・・・」
「よ~しよし♪」
「グミ、どうしよう・・・今から謝っても許してくれないよ~!!」
グミは少し、考え、数分すると大きな声を出して、立った。
「そうだっ!!ここは、あの男に手伝ってもらおう!!」
「あの男??」
グミは、携帯電話を取り出して誰かに電話をかけていた。
「あっ、もしもし??グミヤァ~??」
『そうだけど?』
「あのね~ちょっとお願いがあるんだ~」
『・・・・なんだよ?』
「レンとリンの仲直り大作戦を手伝って!!」
『・・・・はっ!?』

数分後、私の家にグミヤもやってきた。
「でっ?何だよ?」
「だ~か~ら~、レンとリンを仲直りさせるの~!!」
「それは、分かったから・・・なんで喧嘩したんだよ?」
「私が椅子から落ちて、痛いのを無理して笑ってたら・・・怒られて・・・」
「ふ~ん・・・・。」
「ふ~んって、何よ~」
「別に、まっ仕方ないから手伝ってやるよ。」
グミヤが言うと、後ろからグミが勢いよくグミヤの頭を殴った。
「ってーなー!!!」
「何よ、その上から目線!!ムカツク!!」
「あっ!お前が頼んできたんだろ!!」
「そうだけど、そんな態度はないよーー!!」
私は、これ以上ヒドくならないように怒鳴った。
「もうっ!!いい加減にしてよーーー!!」
2人は目を丸くさせて。私を見た。
『ごっ・・・ごめん・・・』
2人は、同時に私に謝った。

「要するに、グミヤは、レンと話して何で怒ったのか聞いてよ~」
「・・・わ~ったよ。」
「ありがと。グミヤ~」
「まっ、イイってことよ。」
グミヤは、少し笑って、私の頭を撫でた。するとグミは、怒鳴ってグミヤを追い出した。
「もうっ!!早く行ってよ~!!」
「はいはい。」
グミヤは、うんざりしたような顔で部屋を出て行った。グミは少し安心したような顔でため息をついた。
「ねぇ、グミってグミヤが好きなの?」
「へっ??」
「まっ、いーやー。」
私は、鈍感すぎるグミと一緒にただ笑いあった。心の中で『レンと仲直りできますように』と、祈りながら。

                               ~続く~

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

学生リンレンの日常 ♯1-2

今回はリンちゃん目線です~☆
しかも私の好きなミヤグミもちゃっかり出ちゃってます☆
可愛いですな~♪♪

ではでは、次回もお会いできる事を祈ります☆

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閲覧数:553

投稿日:2011/03/15 14:45:49

文字数:2,006文字

カテゴリ:小説

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