歌いたい
大声で歌っているつもり
声なんて出るはずもないのに
周りから見たらどんな風に映っているのだろうね?

君はそんな僕に、上手だねと言った
聞こえてる訳がないのに
分かっているけれど、それでも凄く嬉しかったんだ。

僕はまた歌った
今度は皆に聞こえたみたいだ
みんなが拍手をくれた

それなのに、嬉しくないよ
だって君がいないよ
どうして、どうして

僕は歌わない
歌いたいけど、歌わない
歌っても君にはもう聞こえないんでしょう?
歌っても君にはもう会えないんでしょう?
それなら、僕に声は必要ない

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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ラララ

閲覧数:45

投稿日:2012/01/22 19:03:10

文字数:254文字

カテゴリ:小説

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