悪の召使
~ドSな召使様~
第一話
「レンできたよ!ハイ、あげる♪」
そう元気良く言いながら、花輪を差し出すのは僕の世界一可愛い片割れ。
世界一笑顔が、素敵な片割れ。
「あ、ありがとう」
僕は、戸惑いながらもその花輪を受け取る。
白い花で出来た花輪は、まだリンの温もりが残っていた。
「レン、違うよ!それ、頭に乗せるんだよ!」
リンは、苦笑いをしながら言った。
僕は、言われた通り頭に花輪をかぶる。
「すごく似合ってる♪」
僕は、リンのこの眩しい笑顔が大好きだった。
ただ、2人で楽しく笑顔でいられればいいと思ってただけなのに…
なんて、神様は意地悪なのだろうか…。
『リン。行くぞ。』
男は、そう冷たく言い放つと今にも泣きそうなリンを抱きかかえて歩きだす。
「イヤッッ!!離して!離してぇ!!」
泣きながら、そう訴えるリン。
「リンを離せッッ!!」
僕がそう叫んでも、男は無視して歩きだす。
「レン!レーーーン!!」
リンは、そう叫ぶと黒い車に押し込められた。
そんな…そんな…そんなぁああ!!
リンが…リンが…居なくなった…!!
涙が自然と溢れる。
落ちた花輪の上に、大粒の涙がこぼれ落ちる。
――――そして、あの屈辱の日から10年後
俺はある、悪逆非道の王国の路地裏に座りこんでいた。
リンがいなくなってから、俺は大分荒れた。
口には、タバコ。
右手には、ラム。
そして、何より多額の借金があった。
だから、周りからは恨まれっぱなし。
酒で酔ったって、何も変わりはしない。
そんなのわかってた。
「おい、お前。」
兵士が俺に剣を向ける。
「なんだよ。」
「資金不足なため、強制だ。金を寄付しろ。」
「金なんて、ねぇーよ」
俺は、兵士たちにラムのビンを見せ付ける。
「お前、国に逆らうのかッッ!?」
「だったら、なんだよ!!」
いきなり兵士を、殴り飛ばす。
が、何人かは倒した。でも、応援が来て俺は捕まってしまった。
ボコボコになって、連れて来られたのは女王の前。
「女王様、国に逆らう者がいました。」
俺が、頭をあげるとそこには……
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