初雪舞う日に 惚れ合う男女
共に過ごせば 永遠(とわ)に結ばれる

訪ねた女に 居留守を使い
徐々に消えゆく 憂いの沓音(くつおと)
僧の私が 気づかぬように
扉を開けて 覗いたおまえ

黒髪に映える 赤い耳飾り
雛鶴の如く 華奢な立ち姿

初雪舞う日に 女は現る
男の血肉を 貪るために
恐怖に襲われ 喰われるおまえを
堪能しようぞ ほくそ笑み浮かべ


寒さを凌ぐ 寺を見つけて
疑うことなく おまえは信じた
冷えた身体に 茶を飲ませれば
慈悲を感じて 気を許すだろう

ひっそりと盛った 毒が効いてくる 
全ては私の 思惑通りに

身体が痺れて 自由に動けぬ
唾液が滴り 哀れな姿
騙されたのは おまえの宿命
絶望の中で 神仏を恨め

沓音(くつおと)が止まり 女が振り向く
まもなく始まる 惨劇の儀式

初雪舞う日に 女は現る
男の血肉を 貪るために
命乞いをする おまえの瞳
毒が足りぬのか くれてやろうぞ

初雪舞う日の 色恋の伝承
そんな噺は 誠につまらぬ



はつゆきまうひに ほれあうだんじょ8-7
ともにすごせば とわにむすばれる 7-8

たずねたおんなに いるすをつかい 8-7
じょじょにきえゆく うれいのくつおと7-8
そうのわたしが きづかぬように 7-7
とびらをあけて のぞいたおまえ7-7

くろかみにはえる あかいみみかざり8-8
ひなづるのごとく きゃしゃなたちすがた8-8

はつゆきまうひに おんなはあらわる8-8
おとこのちにくを むさぼるために8-7
(きょう)ふにおそわれ くわれるおまえを7-8
たんのうし(よう)ぞ ほくそえみうかべ7-8


さむさをしのぐ てらをみつけて7-7
うた(がう)ことなく おまえはしんじた7-8
ひえたからだに ちゃをのませれば7-7
じひをかんじて きをゆるすだ(ろう)7-7

ひっそりともった どくがきいてくる8-8
すべてはわたしの おもわくどおりに8-8

からだがしびれて じゆうにうごけぬ8-8
だえきがしたたり あわれなすがた8-7
だまされたのは おまえのしゅくめい7-8
ぜつぼうのなかで (しん)ぶつをうらめ8-7

くつおとがとまり おんながふりむく8-8
まもなくはじまる さんげきのぎしき8-8

はつゆきまうひに おんなはあらわる8-8
おとこのちにくを むさぼるために8-7
いのちごいをする おまえのひとみ8-7
どくがたりぬのか くれてやろうぞ8-7

はつゆきまうひの いろこいのでん(しょう)8-8
そんなはなしは まことにつまらぬ7-8

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

初雪舞う日に

ご閲覧いただきありがとうございます^^
この作品は小説投稿サイト「エブリスタ」に投稿されている
井川奎様の「初雪」をモチーフに作成しました^^
ホラー系は初チャレンジです(^_^*)難しかった…
(ご本人の許諾済み)

閲覧数:70

投稿日:2024/12/22 00:02:06

文字数:1,085文字

カテゴリ:歌詞

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