A
桜花びら舞う春の風
頬をくすぐるかのように吹き
僕の右の肩に一片の
淡く儚い恋訪れる
B
花酔いの夜は眠れずに長く
ひとり 今 ひとり ただ ひとり 詠うよ さあいざ
S
この思いは陽炎のようにゆらゆらりとたゆたうよ
ただ三十一文字夜を越え 君に詠み続ける恋のうた
A
星は輝き増す夏の夜
頬を濡らすように降りそそぎ
僕は君の肩を抱き寄せて
あの日誓った夢思い出す
B
粗夢は叶う時間波に乗せて
遠く 今 遠く ただ 遠く 飛ばすよ さあいざ
S
この誓いは泡沫のように消えてしまいそうになる
ただ三十一文字ひたすらに ずっと追いかけたい夢のうた
S
胸の奥で燃えている心 止められずに溢れだす
この三十一文字伝えたい ずっと詠み続けて君だけに
S
この思いを青空とともに時代を越えて遺したい
ただ三十一文字永遠に 君に詠み続ける愛のうた
ーーーーー
※未言(みこと)という言葉を使っています。
花酔い: 一目惚れや片想いをして、のぼせている様子。桜の花に酔うように、頬が艶やかに色付き、恋の花が匂うよう。
粗夢: 抱いたばかりでまだ具体的な道筋のない夢。漠然とした目標や希望、先行きのない未来。
あるいはきっかけ。そのままであればあらゆめは形のないまま。
詳細は http://mikotoya.jimdo.com/
管理人さんの許可をいただいています。
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