【おやすみなさい】
a
あぁそっか 僕が居なくても
君の世界は廻ってる
羨ましい煩わしいな
行き場の無い感情
a
まぁいっか どうせいつかはさ
忘れられていく命だ
期待せずに断ち切れたなら
少しは楽になれる?
b
取り残された夜の 藍色に冷たさを覚えて
華やかなパズルを壊したくなるんだーー
s
僕が消えても続く世界なんて
どこにも要らないよ
誰かそばにいて、とつぶやく声は
終電の走る音に掻き消えて。
a
あぁそっか 僕が居なくても
君の世界は廻ってた
もし僕がそこにいられたら…
救いのない願望
b
約束された君の 日常に混ぜてくれないかな
賑やかな絵画を塗り潰すみたいにーー
s
僕が消えても続く未来なんか
どこにも要らないよ
言葉にならない、預けたい心
常夜灯が皮肉にも照らし出す。
c
簡単で綺麗な気休めより
触れられる温もりを知りたかった…
疑う癖すら 直らないクセに
今日も僕は指を咥えてる
s
痛いほどに奥歯噛み締めながら
打ち出す寂しさは
知りたくなかった、『脆弱な僕』を
堂々と 空(くう)に散らしていくだけ。
s
僕が消えても巡る明日なんて
もう関係なくて
それでも愛して、とつぶやく声は
迫り来る最終列車に融けて。
ひとつの『おやすみなさい』を遺して。
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