slow down
slow down
あ た し
誰なの
誰か 誰か 掬って
冷たい波に押されてく

長く 長く 忘れていたの
輝く空に憧れて
高く 高い 鳥達
梯子をここに降ろしても

slow down
slow down
あ た し
飛べない
溺れかけた魚は
冷たい波に沈んでく

ここまでおいで
暖かで苦しみのない世界
すべてのことを
夢のように昔のようにしてあげるの

(なぜか なぜか 届かないの
冷たい波にもがいても
そうか そうだ わかったよ
私は魚 君は鳥)

掬ってあげる
暖かで輝く浜辺の上では
呼吸もできない
だからすべて夢のように
苦しくないように

slow down
slow down
あ た し
誰なの
誰か 誰か 掬って
冷たい波に押されてく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

羽のない魚

海で溺れている魚(環境に適応できない例え)が陸上の生き物である鳥(環境に適応できている例え)に憧れる詩です。
陸に上がっても結局は鳥の餌食なのですが…

救いのない詩なので意図にそぐわないかもしれませんが、冒頭のメロディーからイメージして書きました。
ご覧いただけましたらそれで幸いでございます。

閲覧数:172

投稿日:2015/04/08 21:08:52

文字数:340文字

カテゴリ:歌詞

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