数学は得意ですが　物理はとても苦手です
　国語は好きですが　英語はとても嫌いです
　君の笑顔は見慣れてますが　泣いた顔は慣れないです

　君が苦手な数式は　僕が解き方を教えてあげる
　君が嫌いな文章問は　僕が答え方を教えてあげる
　僕が慣れない君の涙は　拭い方を知らないけど・・・

　どんなに同じ時間を過ごして　どんなに君を思っても
　君の瞳に僕は映らない　それでもいいと思っていたのに
　殺したはずの小さな心（いのち）が　何度も産声を上げるんだ
　君の心を僕で犯したい　それではダメとわかっているのに
　いつでも考えてるよ　君と離れる計算式を
　いるでも数えてるよ　君と繋がる数字達を


　数学は得意ですが　君の心は解けません
　国語は好きですが　君に言葉は遅れません
　君の笑顔が見たいけれど　どうしたらいいかわかりません

　僕が解けない数式を　君はたやすく作ってしまうね
　僕が読めない文章問を　君は平気で押し付けてくるね
　君が知らない僕の心を　想像したことはありますか？

　どんなに強く君を願って　どんなに君を求めても
　君の瞳に僕は映らない　それでもいいと思っていたのに
　０と１の世界で君は　眩しいくらいに鮮やかで
　僕の心を君で犯したい　それではダメとわかっていたのに
　いつまで考えてよう　君を離さない公式を
　いつまで数えてよう　君を繋げる　僕の心拍を


　ウソは得意ですが　それは素直になれないだけで
　一人は好きですが　それは僕のやせ我慢で
　でも君を知ってから　全部がとても辛いんだ

　でも最初から知っていた　この想いは届かないと
　もうその胸の中は　他の誰かで満席だった
　それでも良いと思っていたのに・・・
　それでも良いと思っていたのに・・・

　どんなに一人で星を見上げて　どんなに君を忘れても
　僕の瞳に君が映って　それではダメとわかっていたのに
　殺したはずの小さな想いが　何度も産声を上げるんだ
　君の心を僕で犯したい　それではダメとわかっていたのに
　いつでも考えてるよ　君が離れる数式を
　いるまで数えてよう　君と繋がる僕の心拍を
　いるまで待てるだろう　君の瞳に僕が映るのを