海鳥達が凪に鳴いている
嵐の前触れかのように
風に山冠 それとウイスキー

あくびが行間に溶けていく
ようにジュゼッペ・トルナトーレの映画
来客を待つテーブルの席 やがて、ラストシーン

退屈な日々を生きている

旅立つ今日の風下に 舟を編むような字の次に
宙を描く弧の軌道上 ラインマーカーのような雲の足跡
扉絵と靴を履くあなたに 喩えとして探す言葉に
二の次の言い得て妙 見えるかい? 境界の君

指笛が聞こえてはじまる
羊をめぐる何某かの上下巻の押収
他者に委ね奪われた言葉

ブコウスキーの殴り書きに酷似している
ような気がしている
そんな厭世を捨てて 花束のような嫌悪を振り撒こうぜ それが君さ

例えられない全てを抱えている

旅立つ今日の風下に 「ぼく」を編むような詩篇も尽き
「晴レ晴レ愉快」と謳え 七夕でさえ叶わない願い
扉絵と靴を履くあなたに 喩えとして探す言葉に
三の乗算で崩れる全 くだんないね、以降の文

先立つ不幸の天秤に 舟を編むように字を費やして
宙を描く弧の軌道上 海の見える駅を思い描くような視線
扉絵と靴を履くあなたに ただ歯の浮かないような一節を
そして、二の次で 聞こえるかい? 胡乱な趣味

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スプリーン

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投稿日:2026/03/12 04:04:12

文字数:516文字

カテゴリ:歌詞

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