始めから君は
届かない場所にいた
見上げることしか出来ない
空に近い場所


奇跡に等しい偶然が
出逢うはずのない
二人を引き合わせて
悪戯に神は笑う

重なってはいけない
二人の時が重なって
歯車は動き出した


希望の見えない愛だと
知りながら胸に秘めて
確かめるように触れ合った
互いの熱だけを今は
ただ感じていたくて




別れは突然
君は連れて行かれた
もう手を伸ばしても
届かない空に近い場所


「なぁ、離してくれよ頼むから!」
押さえつける腕の中で
必死に叫ぶ俺を
残酷に神は嘲笑った


全ては元通り
君と出逢う前
最後に見た後ろ姿が離れない



身分違いの恋だから
いつかこんな日が来る
分かっていたはずなのに なのに
頬を濡らす涙が
全ての終わりを告げた



街中が祝福の色に染まって
教会の鐘が鳴り響いた
歓声の中心に居るのは
誰よりも恋い焦がれた君

純白のドレス身に纏い
俯き加減で歩くその隣に
並べたのが俺ならと
諦められない証拠だな



今日で最後の恋
手を伸ばすことさえ
もう許されることはない
忘れるなんて無理な話だ
だけど明日からは…

せめて祈らせて
君がどうか幸せであるように
届かぬ場所に居ても
君がそのままであるように



不意に上げられた君の顔
確かに交わった視線
決して上手くはない微笑みを


「君を愛していました」
 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

Hopeless Love~ver.KAITO~

領主の娘ミク
ただの街人KAITO

そんな二人の幸せで悲しい恋の物語。


KAITO目線の歌詞です。
ミク目線とセットで曲を作って下さる方大募集です+゜

閲覧数:71

投稿日:2009/05/25 22:01:20

文字数:592文字

カテゴリ:歌詞

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