行方知らずの街を行く。
顔が見たいから街を行く。
君が待ってる所に連れて行ってよ。

人々が潜り込む駅
点々と暗闇照らす駅
君に会いたいと思うから連れて行ってよ。

木枯らし吹いたこの街に温もりを。

それでも、また、冷たいような
別れを結んで、出会いを離して
無表情で走る地下鉄。

涙が風に溶けていく。
静かに光が差して行く。
今は喋れない、だから連れて行ってよ。

寒空広がるこの街に温もりを。

たびたび、でも、どうしようもない
この悲しみも、この虚しさも、
受け入れて走る地下鉄。

もがいてしまった人の波。
胸躍らされる人の先。
君に会えるのならば連れて行ってよ。

冬が終わりそうなこの街に温もりを。

それでも、また、冷たいような
別れを結んで、出会いを離して
あの悲しみも、あの虚しさも、
抱え込んでは、声に出さずに、
無表情で走る地下鉄。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

METRO

良い事、悪い事、あったけれど
それら全てを受け入れてくれる人は少ない。
だからこそこういう詩が出来てしまうのです。


また来年。

閲覧数:76

投稿日:2010/12/29 22:26:33

文字数:379文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました