A
雪月花浮かぶ夜
うっすらと笑う月
雪化粧優しげに
埋め尽くす紅椿

B
忘れぬ驕らぬ
心に誓うは
鮮やか嫋やか
あの夜の紅
夢見る求める
心に残るは
美し麗し
刹那よ

S1
堕ち逝くその朝
されども艶やか
拾おうか紅椿
譲れぬ誇りは
堕ちた以上は
屋内に咲かぬ
雪のなかに咲く花よ

A
春の日に枯れていき
堕ちる花茂る葉に
朽ち果てて忘れられ
魂は何処に

C
夏は光溢れ木は
緑盛ろう

S2
暮れゆく秋雨
実りの季節に
繰り返す命
囁き聞こえる
思い出した景色
続いていようか
其処に

B
飛び立ちし翼
この場所を離れ
此処に留まるは
夢見る証
木枯らしが吹いて
忘れえぬあの日
心震え待ち望んだ


S3
冬の日月夜の
鮮やか思い出
空から降り注ぐ
結晶麗し
昨年見惚れた
光景を再び

S4
僅かな季節に
咲いては誇りし
散りてなお誇りし

幽玄輝き
空で笑う月
女神
一瞬の切なさ
散りて

堕ちて逝く紅椿
嗚呼 綺羅よ
いつか咲く紅椿
嗚呼 綺羅よ
伐られ逝く紅椿
永久に…

――よみがな――

A
せつげつかうかぶよる
うっすらとわらうつき
ゆきげしょうやさしげに
うめつくすべにつばき

B
わすれぬおごらぬ
こころにちかうは
あざやかたおやか
あのよのべに
ゆめみるもとめる
こころにのこるは
うつくしうるわし
せつなよ

S1
おちゆくそのあさ
されどもあでやか
ひろおうかべにつばき
ゆずれぬほこりは
おちたいじょうは
おくないにさかぬ
ゆきのなかにさくはなよ

A
はるのひにかれていき
おちるはなしげるはに
くちはててわすれられ
たましいはどこに

C
なつはひかりあふれきは
みどりさかろう

S2
くれゆくあきさめ
みのりのきせつに
くりかえすいのち
ささやききこえる
おもいだしたけしき
つづいていようか
そこに

B
とびたちしつばさ
このばしょをはなれ
ここにとどまるは
ゆめみるあかし
こがらしがふいて
わすれえぬあのひ
こころふるえまちのぞんだ


S3
ふゆのひつきよの
あざやかおもいで
そらからふりそそぐ
けっしょううるわし
さくねんみとれた
こうけいをふたたび

S4
わずかなきせつに
さいてはほこりし
ちりてなおほこりし
はな
ゆうげんかがやき
そらでわらうつき
でぃあな(Diana)
いっしゅんのせつなさ
ちりて

おちてゆくべにつばき
ああ きらよ
いつかさくべにつばき
きらよ
きられゆくべにつばき
とわに…

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

紅椿

閲覧数:202

投稿日:2013/09/10 10:43:00

文字数:1,041文字

カテゴリ:歌詞

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