これは遠いどこかの国のお話…

王様のあなた ドレイムスメの私
憎らしいほど遠い存在
まだ知らなかった 知りたくもなかった ストーリー
始まりの鐘はあなたが鳴らしたのよ

王女様の土産物の私 道の途中の泉で
私たちは出会った
不思議な衣のかかった泉 まだ何も知らなかった

この世の夜空がこんなにもきれいだって
教えてくれたあなた 私の汚れし心を記されたようで
あなたの志は純粋で気高く 私には眩しかった…

ゆえに私はあなたに魅かれていったのかもね

王様のあなた 卑しい私
世界の醜い欠片のひとつ
コバルト色の空から 聞こえてきた優しい メロディ
私とあなたにはみえない境界線があるのよ

国に着いていやな事実を知ってしまった
あなたもそれはそれは驚いた
私はあなたの憐れみの目など見たくないわ

私も昔はあなたと同じ身分だった
血の繋がりのない家族
もう会えることなどないのよ
今はどこで何をしているかしら

王女様の手に落ちてないといいけれど…

王様のあなた ドレイムスメの私
違う世界の住人よ
光のあなたと 闇の私を繋ぎとめる ワールド
かなうことのない願いはやがて身を滅ぼすわ

あなたはのかけるやさしい言葉は 心に無数の刃が刺さる
「おねがいだからやめてください!」
所詮私はあなたの夢に生きることができないのだから…

私が拒んだのに あなたはまた来た あの泉へ
十二時の鐘はまだならない 私を星屑のベールが覆う
鐘がなると同時にあなたは言ったわ

「命令だ!この国から出て行け…」

王様のあなた 追放者の私
すれ違うこの思い
最後にあなたが 私に伝えた ラブ
「別の世界でまた会えたなら一生を誓おう」

城から出て行った私に あなたはプロポーズ
あなたと一緒にいることが許されるなら 私は誓う
この先どんなことがあろうともついていきます
私はあなたを信じてもよろしいのですか?

城から出ている煙を見て私は何を思った?
いやな予感はしたいたのよ
もしかしてもしかして…

王女様が来なさったの…?

晒しもののあなた 罪人の私
人の婚約者を奪いし私の運命(さだめ)
王女様の 無理に与える チョイス
悪帝は憎しみの膿となってしまった

「もし…私の命を絶つというのなら王女様のお怒りは覚めますか?」
「あなたの命なんてどうでもいいのよ!」

あなたの騎士は悪帝の前に立ちふさがり
国の人々は雄たけびをあげ 悪帝の騎士共を退けた
一人取り残された王女様 葡萄酒に一粒の真珠をいれて飲み干した
「さよなら…ここにいない愛しき人…」

王様のあなた 王女様の私
身分を越えた実りし恋
明日も 今日も明後日も変わらない 日常
幸せな毎日がずっと続きますように…

遠い遠い国のお話…
身分のない平和な国の物語… 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

ドレイムスメ

初歌詞です!
物語調の歌詞にしてみました。
主に切なめな恋をイメージしました。

某pさんの作品を見ていて思いついた作品です(汗)

閲覧数:106

投稿日:2009/06/12 00:13:32

文字数:1,163文字

カテゴリ:歌詞

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