【第六話】




―――― しばらくの沈黙。

「え?」

それは、蓮のまたもや、間抜けな声で破られた。

「ん?どういうこと?何言って...」

蓮が言い終わらないうちに
私はゆっくり蓮の横を通り過ぎ、

「あ、ちょっと待って...」

と、蓮が言った瞬間に
くるっ、と蓮の方を向いて
がしっ、と肩を掴み
下を向いていた顔をばっ、とあげて
大声でこう言った。





「 あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!! 」





「え、何々!?」

と、蓮が、後ろを向いた瞬間に
どんっ、と勢いよく突き飛ばし、
また振り返り駆けだした。

後ろから蓮の声が聞こえたけど
無視して一目散に走り抜けた

――――― あ、危なかった...

街へついた私はその場に座り込み
荒い息を繰り返した。

蓮に顔を見られた以上
もう、会うのは気が引けるわけで。

作戦変更。

少々無茶だが、此処の『凛』の協力しかないだろう。
もう私にはそれしか思いつかない。

まだ、息が整わないが
ゆっくり立ち上がって『凛』がいるところに
向かおうとしよう、まだ時間はある。

歩きだそうとしたところで
どんっ、と誰かにぶつかった

「あ、すいませ..」
「す、すいませんっ、大丈夫ですか!?」

上から聞き慣れた声が聞こえた。
顔を上げると衝撃的な人が
心配そうな表情で此方をのぞき込んでいた

「あ、れ?凛?」



「琉華....さん?」

琉華さんだ
でも、なんで、









































なんで――――3年後の琉華さんと変わってないの?

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

TimeSlip.


久々更新です、
見てもらえると嬉しいです/

閲覧数:120

投稿日:2012/08/20 12:06:33

文字数:693文字

カテゴリ:小説

  • コメント2

  • 関連動画0

  • しるる

    しるる

    ご意見・ご感想

    三年前はルカちゃんだったはずが、ぶつかったのはルカさんだったわけですねw
    よくわかりました←
    ルカちゃん……幼いルカちゃん……ロリルカ……わぁぁぁぁぁぁ!(危険
    (中略)
    想像が行きすぎましたww

    2012/09/22 01:43:28

  • イズミ草

    イズミ草

    ご意見・ご感想

    ほうほう。
    ルカさんは変わってないのか…。

    というか、リンちゃんの逃げ出し方法が
    古くてかわいいよww
    それに引っかかるレン君もだけどねww

    2012/08/20 13:27:04

    • つかさ君

      つかさ君

      ですよねwwww
      打ちながら 凛古-w
      って思ってましたよwwwww

      2012/08/20 17:49:21

オススメ作品

クリップボードにコピーしました