もう幾年幾月の時が
経ったかさえ解らない
数えるのも馬鹿馬鹿しくて
随分前に諦めた

仄かに暗く寒い部屋で 身体を震わせながら
屈するまいと必死に 耐え忍んでいた

きっといつか きっといつか
私の儚い願いが届くと信じて

眠ることもなく

たとえ喉が張り裂けて 潰れても
壁を叩き続け手が血まみれになっても
安寧なる地へ導かれるはず だから
訪れるであろうその瞬間(トキ)を待ちわびて

何時何時までも叫び続ける
「ここにいるからお願い気づいて」と

あれからどれくらいの時間を
ここで過ごしただろうか
相変わらずの閉鎖空間
最早目も開けることさえ苦痛で

瞳の奥で写る光景 暖かな陽だまりの中
手をつないで歩いて 笑顔が絶えなかった

きっといつか きっといつか
あの頃に戻れると微かな願いを抱いて

潤む涙振り払うの

この世界から抜け出す方法をを
もし知ってるのなら教えて
身も心も限界はとうに 過ぎ去って
四肢の動きも奪われてしまった

だけど

喉が潰れて声が出なくなって
足掻くことも蠢くことも出来ない
安寧なる地へ導かれたとしても 今では
すでに景色さえ見えないだろうに

全てを諦めかけたその刹那
一筋の光が空から零れ落ちた
暗闇に堕ちた部屋は崩れ去り
温もりが私を包み込んだ

何時何時までも変わることのない
「空の果てヘ続く 願い叶った場所」へ

やっと逝ける アリガトウ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

くらやみ(仮)

作っているうちに諦めかけました

閲覧数:83

投稿日:2011/06/19 01:03:54

文字数:598文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました