白い椅子 黒い黒板
僕の世界に 色などない
赤のチョーク 黒く淋しく
見えるのは いつも背中さ
1人だけ こちらを向くヒト
大きな声で 読み上げる
教科書を 覗きこむ僕
一言だって わかりゃしないのに
笑い声 叱る声 暖かい空気に包まれ
いろんなことがある この古い教室
いつかきっと この黒いケース抜け出して
みんなと一緒 授業を受けよう
ミカタ ナカマ トモダチ
全て当てはまるみんなと
広がってゆく うわさの波
ちょびっと破られた ノートの切れ端
まわってゆく メモの内容
「35」書き殴られた 赤文字
いつの日か この部屋に 今座っているみんな
大人になって そう いつか 死んでいくのかな?
それまでに この黒いケース抜け出して
みんなと一緒 授業を受けよう
いつの日か きっといつの日か・・・
ららららら・・・・・・
月日 経って
ケース 破れないまま
これが 僕の運命?
閉じ込められてるの? このまま・・・ずっと?
黒いケース ぼやけて揺れた
もしも 僕が
もしもだよ うん もしもなんだ
このケースから 抜け出せる日が くるのかな?
もしもその日がくるならば
ほんとにほんとにくるならば・・・
何をささげたってかまわない
それまで僕は ずっと待とう
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