月夜(つきよ)射止められた恋心は
星のように輝くあなたを抱き
乱れた髪の毛すら美しい
横顔に触れたい

燕子花のようにお淑やかに
唄を奏でるあなたを
遠目で見る事しか叶わない
私を許して欲しい
私もあなたを想う唄を歌い
あなたに届けられる立場だったらどんなに良かったことか

菊の花でおられるあなたを慕い
唄だけが積もってしまうのです
もし私の想いをあなたに贈っても
隣は空いていないでしょう

金木犀の香りが漂う
あなたの髪を追いかけてしまった
菊の花が似合う私ならば
その髪に触れれた

色づく山々の景色に
あなたを重ねてしまう
懐の短冊が秋の風に吹かれて舞って
想いをつづる
このままあなたに届けばいいのに

眺めることしかできない私に
微笑みかけてくださったあなた
もしあなたが私と同じ気持ちなら
唄を歌ってください


幼きあなたの歌声が聞こえる
暖かい日差しが降り注いでいるよう
懐かしい温もりに包まれた私
きっとこれは悪い夢だと言い聞かせて目を覚ます

隣にあなたはいなかった
やっぱり悪い夢だったようですね
懐の短冊は捨ててしまおう
私は選ばれなかった
空の懐に手を入れ…

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リンレンどちらでも歌える歌詞にしました。
イメージは平安時代など昔の貴族の身分違いの恋。
歌詞は色々な解釈ができるように作りました。

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投稿日:2024/01/28 13:28:49

文字数:494文字

カテゴリ:歌詞

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