僕の弾くこのピアノは
ただの12択の連打です

僕の歌うこの歌は
ただの50択の連打です

良し悪しも何ひとつ分かってない
素人の戯言


だからこの曲で何か思うなら
君の心が優しいだけ


あまり難しいのは弾けないから
僕の弾ける範囲で

でもときどき目立ちはしたいから
間奏はソロをさせて

息継ぎができるように
ときには休符を忍ばせて

無理して高い音選びは避けて
歌いやすいキーで


言葉ではない
ただの音で
ただの波で
ただの振動で

伝えるのは
音でもなく
波でもない
心の振動で


1音弾いたことで曲は進み
沈む鍵盤を指で歩いてゆく

和音を弾いたことで歩むべき道が見えて
いつか出すべき音も出していい音も
わかってくるから



あの日聴いた ピアノの音
真似したくても 真似できなくて
あこがれて 羨ましくて
あぁなりたくて なれなくて
嫌で 悔しくなって
愛し方も忘れて 叩きつけても
ピアノはただ音を 正直に返すだけ


真っ白な姿で生まれ
黒い誘惑に心惹かれ
たちまち濁ってしまうんだ
でも決して悪くはないんだ

白だけでは世界は物足りない
黒だけでは心が躍らない
少しずつ混ぜては
色付いてゆくの


1音弾いたことで曲は進み
沈む鍵盤を指で歩いてゆく

和音を弾いたことで歩むべき道が見えて
いつか出すべき音も出していい音も
わかってくるから

1音外したことで僕らに欲が生まれ
駆け回る子供のように
"好き"を探してさ

和音を濁したことで
どこにでも行けるんだって
君を縛るルールは此処にないって
気付けるから

椅子の高さを合わせて
一度手を膝の上に乗せて
目を閉じて 自分に言うの
間違っていいよ、と

肩の力をスッと抜いて
緊張は最初の1音まで
準備ができたら 目を開けて
じゃあ、弾こうかな
僕らの出番が来たよ
最初の1音をさぁ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

ただピアノについて語る歌 歌詞

オリジナル曲「ただピアノについて語る歌」の歌詞です。

もっと見る

閲覧数:25

投稿日:2026/02/21 16:46:46

文字数:786文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました