FAN

『恋愛禁止のルールで
我慢できる恋愛は恋愛じゃない』
誰かの言葉にそっと
耳を傾けてしまう
アイドルとファンの関係なんて
他人から見たら
くだらないのかもしれないけど
本気で応援してるんだ

たとえば君が店の店員で
僕がそこの常連客で
はじまった『恋』なら
こんな想いはしなかったのかな？

君のファンになんてならなければ
よかったのかもしれないけれど
普通の女の子として
好きになってれば
出逢い方が少し違ってれば
いっそのこと出逢っていなければ
こんなに好きになることは
なかったのだろう…

君のために作った
『LOVE SONG』は数えきれないほど
たくさんあるけど、ちゃんと
君に伝わっているのかな？
決して気づいてくれなくてもいい
君が笑顔でいてくれるなら
僕はそれだけで
元気になれるんだ

君のために何ができるのか
本気で考えてみたけれど
君のことを何も知らない
僕は何もできないのかな

君のファンになんてならなければ
よかったなんて思いたくないよ
誰よりも君の近くで
見つめていたいから
愛してるなんて言えないけれど
この気持ちは決して嘘じゃないよ
君から見ればファンのひとり
なのかもしれないけど

世界で一番、大好きだけど
世界で一番、疑っている
僕たちは、そんな関係
なのかもしれないね

君のファンになんてならなければ
君を好きになんてならなければ
こんなに涙が出てくる
ことなんてなかったのかな？

君のファンになんてならなければ
よかったなんて思いたくないよ
今でも忘れられない程
君が好きだから
出逢い方が少し違ってても
必ず僕たちは逢えるはずだ
たとえ、この想いが
君に届かないとしても…