A
はぐれないようにと
手をつないだのは
どっちからだっけ?
それさえも
もう忘れてしまった
遠い昔のような今
B
季節がかわっても
あの向日葵は
鮮やかに笑ってる
褪せないままに
神さまたちとかくれんぼ
S
太陽に
融けていったのは君
瞬きのさき
まぶしく揺れる
僕だけが向日葵畑に
いつかまた
君に会える気がして
日差しのなかで
立ち尽くしてる
夏が終わらない
A
ぽつり何気なく
呟いたんだ
「元気にしてるかな?」
返事はもう
聞こえなかった
遠くて君が見えない
B
時間を止めたように
あの向日葵は
悔しいほど満開
取り残されて
神さまたちはかくれんぼ
S
太陽に
融けていったのは君
爽やかな風
にぎやかに揺れる
ひとりきりの向日葵畑
いつまでも
君を探して待ってる
振りむけばそこで
笑ってる気がした
夏が終わらない
C
気分屋で
気まぐれな
神さまだから
振り回されて僕ら
残された温もりにただ縋る
こんなにあったかいのに
S
太陽が
融かしてしまったのは
刹那のふたり
まるで幻
僕だけの向日葵畑
焦がれたのは
ありふれた日常
いつかはまた
君と並んで
向日葵畑歩きたい
今度は離さない
——ひらがな——
向日葵畑で神隠し
A
はぐれないよおにと
ておつないだのは
どっちからだっけ
それさえも
もおわすれてしまった
とおいむかしのようないま
B
きせつがかわっても
あのひまわりわ
あざやかにわらってる
あせないままに
かみさまたちとかくれんぼ
S
たいよおに
とけていったのわきみ
まばたきのさき
まぶしくゆれる
ぼくだけがひまわりばたけに
いつかまた
きみにあえるきがして
ひざしのなかで
たちつくしてる
なつがおわらない
A
ぽつりなにげなく
つぶやいたんだ
げんきにしてるかな
へんじわもお
きこえなかった
とおくてきみがみえない
B
じかんおとめたよおに
あのひまわりわ
くやしいほどまんかい
とりのこされて
かみさまたちわかくれんぼ
S
たいよおに
とけていったのわきみ
さわやかなかぜ
にぎやかにゆれる
ひとりきりのひまわりばたけ
いつまでも
きみおさがしてまってる
ふりむけばそこで
わらってるきがした
なつがおわらない
C
きぶんやで
きまぐれな
かみさまだから
ふりまわされてぼくら
のこされたぬくもりにただすがる
こんなにあったかいのに
S
たいよおが
とかしてしまったのわ
せつなのふたり
まるでまぼろし
ぼくだけのひまわりばたけ
こがれたのわ
ありふれたにちじょお
いつかわまた
きみとならんで
ひまわりばたけあるきたい
こんどわはなさない
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