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17件
A1
傾く秤の中
鍵を掛けた人が並ぶ
時計に惹かれた心
触れる 刻む ずれる
そのうちほら 止まる
B1
秘密基地へ行こうよ 今
強い雨降り出したって
空の彼方へ...【曲募集】もしも光があるのなら【譜割り有】
スフレ(御依頼歓迎)
A
はぐれないようにと
手をつないだのは
どっちからだっけ?
それさえも
もう忘れてしまった
遠い昔のような今
B
季節がかわっても
あの向日葵は...向日葵畑【曲:yamaru様】
catacleco
朝起きると、白い猫と目が合った。
目が覚める少し前から、そいつの気配を感じていた気がする。
そいつは目を逸らして、遠くへ行こうとする。
「待ちなさい」
ピクっと動きが止まり、綺麗な長い尻尾が柔らかく上がり、そいつが振り向いた。
何か言っている気がする。
喉から発するものではなく、鋭く綺麗な目で何か言...【猫】~南国在住、定年を迎えた63歳独身爺 相田諒介の気まぐれ話~
pmpm777
1.
揺れるの 今
不安だと悲しみもより強くなってく
今 踏みしめ
覚えてる 小さくて裸足の 横顔だけ見つめてた
未開の地 森の中 木の実を見せ合った日のこと ほら
希望 光 未来 知らなくて よかった日を
2.
不安だと 悲しみも より強くなってく
今 踏みしめ...不安だと悲しみもより強くなってく / Anxiety made more sad
Ichitaro
スイッチ押して再起動。
キーボード叩く、その指は
残酷だ。
噂が交差する情報社会<セカイ>で
キミは何を知りたがる?
何を求める?
【質問】に対する【返答】<こたえ>は
あまりにも【簡単】なワードだった。
「どうしてヒトは平等に幸せになれないの?」
幼い【疑問】が【彼女⇔母親】の頭を悩ませる。...©real
Tokki
あるとき、少女はゆらゆら揺れる焚き火を眺めていました。
街道を少し外れた森の中。棺桶は相変わらず、膝を抱えて座る少女の隣にあります。
少女は一人ではありませんでした。少女の向かいには、木に繋がれた鹿毛の馬と愛馬を撫でる女性騎士がいます。彼女は盗賊を追い払った騎士団の一人でした。
「あま...棺桶少女6 森の中で/女性騎士
海月大和
あるとき、少女は街道の真ん中にいました。
「やぁやぁ、お嬢さん。一人でどこへ行くのかな?」
「知ってるかい? ここいらは今とっても物騒なんだぜ。恐ろしい盗賊が出るからね」
「おお、怖ぇ。だけどお嬢さんは運がいい。なにせ百戦錬磨の傭兵が目の前にいるんだから」
「どうだい? 護衛に俺たちを雇...棺桶少女5 街道の真ん中で/傭兵と盗賊
海月大和
あるとき、少女は木工屋の工房の中にいました。
棺桶に付いていた木の車輪が、荒れ道のせいで壊れてしまったのです。
雑多な工房の隅っこで、手作りの椅子にちょこんと座り、少女は木工屋の仕事を眺めていました。椅子の隣には、車輪を外された普通の棺桶がありました。
「棺桶用の車輪だァ?」
少女...棺桶少女4 工房の中で/木工屋の男
海月大和
あるとき、少女はサーカスの一団とともにいました。
団員用テントの隅っこで、椅子代わりの丸太に腰掛け、少女はジャガイモの皮を剥いています。
少女の前には、山盛りの皮付きジャガイモ、綺麗に皮の剥かれたジャガイモ、重なったジャガイモの皮、そして棺桶が置いてありました。
小さな手のひらで小振りのナイ...棺桶少女3 テントの中で/ナイフ投げの娘
海月大和
あるとき、少女は乗合馬車の中にいました。
心優しい老夫婦が、一人きりで道を歩く少女を見かねて、声をかけてくれたのでした。
馬車の幌の中、膝を抱えて座る少女の横には、当然のように棺桶が置かれています。
「ねぇあなた? お母さんとお父さんは一緒じゃないの?」
老婦人は少女に優しく尋ねま...棺桶少女2 馬車の中で/老夫婦
海月大和
がらがらと車輪を転がし、少女は歩きます。
小さな体の倍はありそうな棺桶を後ろに連れて、木の車輪をがたがたと鳴らしながら、少女は歩きます。
くりっとした大きな銀色の瞳を真っ直ぐ前に向け、歩きにくそうなドレスの裾を引きずって、少女は歩きます。
毛先の跳ねた長い金色の髪を揺らし、手にはしっか...棺桶少女 プロローグ 旅の途で/露店の店主から
海月大和
死が飛び回る方がいいよね
生が大人しいよりも
青く光る羽で
朧気に翔ぶならば
妖しげに怪しげに
生を惑わすでしょう
引き込まれないで
惹き込まれないで
渦巻く滑りは
仮に偽に千早振る...クロイカゲロウ
羽旨マボル
意識の奥にある扉を開けて
いらっしゃい 黒い薔薇の 咲く庭へ
あなたの罪がほら明日には満開
咲きほこる 黒い薔薇が 狂わしく香る
心忘れて 罪を重ねた
消せない感情 止まない執着 愛の屍
惑わす月 消える幻 罪と罰抱えて 彷徨う
まわる 景色 めぐる 記憶 万華鏡 煌めいて
にじむ 空 ゆれて ...(曲募集) 愛の屍
tiara
1A
月も闇も静かに眠るころ
宴会の幕開け
今日のお客様は誰かしら
さあ今夜も楽しみましょう
1B
洋酒片手に歌え 笑え
ラルラッタッタ ラルラッタッタ
不思議な来客たちとともにさあ
ラッタルラッタッタ...ブラッドパーティー
流汰
僕と彼女は、特になんの意味もない白黒な関係だ。
今日も僕は、高校の研究室にひきこもる。
授業は受けてはいるが、興味のない授業のときはだいたいここに居る。
ようするに、サボリだ。
だって授業の内容は簡単すぎてつまらないんだ。
教師はそんな僕に特に何も言わない。
だって成績はいいんだから。
そもそも僕に...【リレー】僕と彼女の不思議な日常 1
ゆるりー
1)
箱の中私は夜に堕ちた
信じたものさえノイズ混じりに
現実を裏切る
語らぬ石は終わらぬ夜に何を見る
あの星はもう滅びただろうか
1つ1つ
手のひらから零れ落ちるホタル石
鮮やかな失望の傷跡に
溺れたくない...【曲募集】夢魔【作曲者募集】
とぅんく♀
ひとつ
緋色の絵の具は
いつしか世界へと
のびていたのです
あかい あかい
大海を描きながら
斜陽をひと呑みに
ふたつ
風化して消えた
いつしかわたしには...ひぃ ふぅ みぃ
ミサメ