槍のような雨が降る
ボクは串刺しになってる
どうしようもなく倒れこむ
笑い声は反響する

このまま眠ればボクはきっと
この雑音の中で一人
涙も流れず消え去ってしまう
追わなかったことに後悔するだけ

もう一度立ち上がりたい
夢の終わりを見るのは嫌だ
薄く汚れたこの世界に花を咲かせるその時まで
この手この足この声で
精一杯の力で足掻いてやるさ

指先はかすかに動く
どうやら死んじゃいない
雨はすっかり上がったようだ
笑い声もしなくなった

何もなくなったボクの世界
雑音すらもなくなって
誰もボクを見ていないような
ボクの目に悲しげな後姿が映る

この期逃せば最後だろう
自分自身で一問一答
後姿についていくのか背を向け走るのか
２択問題シャットアウト
答えは一つしかないから

奇跡なんて望まない
望むだけなら誰でもできる
待ってないで走っていけば
望みはきっと叶うから！

もう一度走り出すんだ
夢の終わりは望まないから
それと同時に降り出す槍の雨と笑い声
雑音なんてシャットアウト
精一杯の力で駆け抜ける