明日もきっと会えるよ
明日もきっと話せるよ
明日もきっとおはようを言えますように
決まった時間に起こして 私を夢から連れ戻して
そう言って陽が落ちてく夕に浮かんでいたんだ
弱った体を起こして祈るようなその横顔は
吸い込んだ気のあてなく抜けるように吐いた
目を瞑ればそこに光はないから
声で温度でここにいるよって
花が歌うまであと少しだから
例え春に届かないとしても
僕が歌うから 君の夢の中で
枯れる声もそこならきっと
握った手はそのままに寝れない夜を過ごした僕達に
鳥が鳴き朝を報せ月を空に溶かす
いつも通りで良いんだ 僕だって怖いけどこの顔は
明るくなり始めたから君には見られないように
自分で覚められる夢があればいいのに
「そろそろ眠くなってきちゃった、」
颯朝を穿つ 照らされた君は
雫を残して目を閉じたんだ
僕が歌うから 永い夢の中も
いつかまたおはようを言うよ
もう君は眠ってしまったろうか
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