ホシ
幻想物語組曲 I believe ~地球の見た夢~

-----前奏中テキスト(PVに使う?)プロローグ-------
ある雨の降る夜 路地裏で出会った少年 名はテラス(terras)
雨に濡れて汚れた猫のような この少年を
ふと飼ってみたいと思った私は 傘を差し出し 部屋へと招いた
月日は流れ いつか傍にいることが当たり前になった その少年は
私の事を 「君」と呼ぶ
耳元でそう囁く 少年の声に 心が甘く震え
少年は
弟のような 恋人のような存在になっていった
時々ニュースに食い入るような目を向ける少年に
裸の背中を預け
私は ただ幸せを貪っていたのかもしれない
星が光を失った あの日までは
-----------メロディ歌詞部分ここから---------------

星が霞んで消えた夜
君は言った

 ホシ
「地球が 目覚めようと して いるんだ」と

瞬きする度 消える
雑踏も 街の灯りも


「ああ 止まらない 君も 薄らいでいく
              ホシ
 ああ 電子になって 地球にアクセスしよう」

----------間奏中テキスト----------------
環境汚染 資源枯渇 急速に発達した宇宙開発
地球に未練の無くなった人類は 外に羽ばたき
          ホシ
後には荒廃した地球だけが残された
                           トラウマ
誰にも観測されなくなった地球は消えない心的外傷を抱え
孤独を慰める為に人の夢を見た
少年は 地球の観察者として数多の歴史を生きてきた
そしてまた、幾度目かのシュミレートで、人は地球を裏切る
少年は彼女を守るべく、地球に溶け合っていくのだった
--------------メロディ歌詞部分ここから------------------

ああ 僕はまだ 夢を見ていたいから
信じていて 僕はまた 帰ってくるよ

----------エピローグ----------------------
私が目を覚ますとまるで何事も無かったように全てがあった
消えた家族も街並みも全てが元通り
ただ、そこには少年だけが居なかった

ある雨の降る夜 路地裏で見つけた濡れ鼠の捨て猫に
君の名前をつけて 私は信じて待つよ
君が帰ってくるのを
--------------END-------------------------

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

幻想物語組曲 I believe ~地球の見た夢~

deftoさんの曲、I believeに歌詞をつけようと試行錯誤していたら、また幻想組曲になってしまった。

原曲が短めに編集されている為、かなり詰め込んでいます。
もし曲自体を2番編成にして頂けるのであれば、歌詞も編集しなおします。
また、面白い世界観ができたので短編小説も書こうと思います。

閲覧数:113

投稿日:2009/05/20 10:39:36

文字数:1,029文字

カテゴリ:歌詞

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