追憶の雨音がする 僕を穿った
瞬きの間の夏嵐
繋いだ君の熱さが 灼きついたまま
掌の中に、太陽


こんな激しい雨に打たれたあの日
きっと きっと僕らは
恋によく似た季節に駆り立てられ
腕を伸ばしたね

見つめあって何度だって君に触れてたくて
夏の色を塗り重ねて
苦しくって息切れした心もがきながら
嵐に身を任せた

追憶の雨音がする 僕を穿った
瞬きの間の夏嵐
繋いだ君の熱さが 灼きついたまま
掌の中に、太陽
今もずっと唸って唸っていたあの
雷鳴が耳をつくよ
追憶の雨音の中 佇む君の
表情まではもう見えない


こんな激しい雨もいつしか止んで
きっと きっと僕らは
恋によく似た季節も過ぎることを
知ってたはずなのに

見つめあって確かだって頷いてほしくて
夏の風にしがみついて
押し黙って振り返った君の瞳の中
映る僕を探した

ずっと雨の中居たかった 熱情だけが
焦がれることと思ってた
小さな滴に射す陽の 凪いだ強さを
持たないほどに青い夏


追憶の雨音がする 僕を穿った
瞬きの間の夏嵐
繋いだ君の熱さが 灼きついたまま
掌の中に、太陽
今もずっと唸って唸っていたあの
雷鳴が耳をつくよ
追憶の雨音の中 佇む君の
表情まではもう見えない


晩夏に止まったままの日々 置き去りの熱
泣き止まない声 誰の空
握りしめた掌を そっとひらいた
沈む陽を秋風が追う

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【♪】晩夏、追憶、雨音

止まない雨なんて、なくて良かった

曲:COBA x5884x様

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投稿日:2024/09/06 19:43:15

文字数:585文字

カテゴリ:歌詞

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