「それじゃ元気で」って優しく笑うには
あと少しだけ時間がかかるから
そういえばさ、この辺に最近できたファミレスがあるんだ
とりあえずそこまで歩いて行きませんか?
体温が急に奪われたせいで唇が震えて参ったなぁ
どうせこんな言葉を並べたところで
意味がないこともわかっているし
仕方ないと言い聞かせてみるけど
ふわり綿雪がただ5cmの隙間に落ちていく
軽く触れて淡い光がくっついたコートの右側
きっと積もり積もりゆくことを思うと綺麗に消えてしまえばって
でもとはいえさ、どうしようもないでしょ?
「それじゃそうしよう」って最後の優しさに
泣きそうな顔で甘えてしまうけど
いつもよりも歩幅が短いのに特別意味はないんだ
靴擦れした踝のせいでごめんなさいね
微かに聞こえたため息を流して
耳当てをそっと鞄から取り出す
左腕の時計が指す20時過ぎはやけに静かすぎて
沈む声もよく響いてさ。まぁ嫌になっちゃうよね
窓側の席に腰を掛けてドリンクのメニューを見る
丸字のそれを指差し悩むふりをする
待たせちゃうとまた嫌われるからここら辺で決めたことにして
きっと最後になる注文のベルを鳴らす
知らず知らずの内に隠していた言葉を
少しの甘い嘘と銀のスプーンで掻き混ぜたカップの内側
「やっと言うことができた」だなんてそんな格好つけたことばっか言って
でもとはいえさ、どうしようもないでしょ?
ふわり綿雪がまた5cmの隙間に落ちていく
飾り気の無い白い絨毯が敷かれた視界の向こう側
やがて溶けていなくなることを思うと「やっぱ消えないで」なんて言って
まぁ冗談さ、もう笑って手を振るよ
あぁそういえば言い忘れてしまったなぁ
それじゃ元気でね、まぁなんとかやるからさ
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