慣れない闇のような夜も
向かうべき場所を目指し ただ歩む
向かうべき場所があるから
慣れない闇のような夜も 歩む

永くなった 旅の一日(ひとひ)を
繋がった明日(あす)が連れ去ってしまうようで 怖くなった
何を残して どこまで来たのか
近づけてはいるのか

また一つ 朝を数えた
明かりを拾いながら よろよろ進んでゆく
いっそどうだろう 闇夜としゃがみ込めば
笑って忘れられてしまえるかな
笑って忘れられてしまうのかな


情けないと嘆いた夜も
しゃがみ込んだまま ただ震えている
向かうべき場所があるのが
情けなくて また夜を歩む

いつからか旅の一日(ひとひ)も
繋がった明日(あす)を飲み込んでしまうようで 怖くなった
行(ゆ)くも帰るも 迷子の一歩
今は今のままで

変わらない朝を重ねた
迎えられる強さで どこまで歩めるか
いっそどうだろう 当てもなく彷徨(さまよ)えば
笑っていなくなれてしまえるかな
せめて目指した あの場所の側で
笑っていなくなれてしまえるのなら


慣れない闇のような夜を
しゃがみ込んだまま いくつも見送れば
向かうべき場所があるのが
どれほどの事だと もう動けない
さよなら もう夜を閉ざす

また一つ 朝を数えて
明かりを拾う それは消えるまで消えない
いっそどうだろう 闇夜の繋ぐ空へ
背を向けて消えてしまえるかな

この向かうべき旅の大尾(たいび)を
迎えられる強さで ここまで歩んでいた
いっそどうだろう 明日(あす)を繋いだ空を
辿って帰ることもできるだろう
ちゃんと目指したあの場所の方まで
行(ゆ)こうとした迷子の一歩で

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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『歩めや旅人』歌詞

閲覧数:219

投稿日:2014/08/15 21:55:05

文字数:687文字

カテゴリ:歌詞

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