忘れてしまわなきゃいけないのに
思い出してしまった記憶の欠片
拗れたままになっているから
どうしても溜まっていく

嵐の通り過ぎた浜辺に
隠れたままの歴史が剥き出された
気付かないフリをしていたのなら
いつかボロボロになったのだろうな

罵った言葉の数だけの報いを
背負いこんで生きていけってのか

私たちはいつも
それぞれに懸命にやっている
息苦しさしか感じなくなって
日々が自動的に回り出したって
悔しかったことは
胸の中だけで声にして
「間違いじゃなかった」
「正しかったんだ」って
何度でも溜飲を下げる

本当のことっていうのは大概
多数派がそう言うからってことになっていた
無碍にされたどす黒い灯りが
唇を歪ませる

忘れてしまわなきゃいけないのに
思い出してしまった記憶の欠片
ありふれた話だからっていって
平気だとは思わないで

朝を喜ぶのも 夜に閉じこもるのも
どっちだって怖いことなんだよ

私たちはいつも
自分を守りたくて動いている
大切なものを踏みにじられて
今も深く埋めて鍵かけて
「裏切られたことは、信じきったってこと」
なんて綺麗事
美しい心根 いつからか汚れていた
上手く笑えない

「許すよ」なんて言ったって楽になれないな
どちらの側の頬だって差し出せないだろうか
嵐の中に曝されて 世界の理不尽さを知って
必ず生まれ変わってやろうと

私たちはいつも
心臓の鼓動を続けようとする
あの頃の自分にさよなら言って
少しでも強くなろうとして
分かりきっていたのに
相変わらずこしらえた傷が疼く
「大丈夫、笑える」鏡の前で努める
いつか嘘が本当になればいいな

いつか救いの鍵に噛みついて獲れればいいな

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

新獵

閲覧数:60

投稿日:2021/01/19 16:08:13

文字数:714文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました