唇に花
あなたが開くたび
零れる雫に濡れてく
乱れ咲く花
優しいその言の葉は
今私を締め付ける

空を隠す灰色の雲
伏せた瞳に映る夜
見えない月を想いながら
あなたの影を追う

掴めないゆらゆら揺れる陽炎のように
近付けばいつしか消えるあなたは夢


唇に花
あなたが閉じるたび
焦がれて求める花びら
傷つく事を知りながら
まだ私は欲しがる
幼い子のように

愛を語る鈍色の指
長い睫毛に灯る未来
消えない嘘を見ないように
両手で目を塞ぐ

香り立つゆらゆら揺れる煙草の煙
私を濁らせて幻が現実になる


唇に花
咥えたままで空
見上げて嘆くあなたは
儚くも華
今にも消えそうでいて
まだ何かを求めている


言わないで行かないで約束して
舞い踊る花びらに惑わされないで


唇に花
綻び落ちていく
綺麗な散りばなに見惚れ
気付いたの今
あなたに咲くその花が
何よりも欲しいのだと
たとえこの世界が幻でもいい
あなたの花を咲かせて
私の中で

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

唇に花

Wreck Yourselfとどっちにしようか悩んでいる。

閲覧数:104

投稿日:2015/03/06 06:48:31

文字数:420文字

カテゴリ:歌詞

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