ミカヅキ【歌詞応募用 KOOさん】


かじかんだ 胸の奥で滲む温度が
身体ごと放り投げて浮かぶ宇宙

絶え間なく 時は雲を渡す
喘ぐように 息もできない場所でひとり
もがいているだけ


何度も何度でも
漂う宙（そら）に浮かべた
星と星を繋ぎながら
濡れた指先

泣いても嘆いても
やさしいものに触れない
ただ 欠け落ちていく
夜空にひとり 咲いている
不器用に



噛み合えない歯車から軋む音を
形だけ真似て見せた無音の宇宙

木星の船をそっと見送る
私だけ 見果てぬ黒い夜の淵に
置き去りにしていく


ああ 夜明けを呼んでも
満ちないこのセカイ
重ねた手と手
離れていかないで


何度も何度でも
寂しい宙に浮かべた
星と星を繋ぎながら
冷えた指先

それでも何度でも
触れ合うものを探して
まだ ここにいるよと
夜空のすみで 泣いている

不器用な 爪先だけ
繋ぎ止めて 壊さずに




※
サビ前フレーズの音数が7・7・7になっているかと思うのですが、
一番歌詞「いきもできない・ばしょでひとりも・がいているだけ」
二番歌詞「みはてぬくろい・よるのふちにお・きざりにしてく」
という譜割りにしてしまったので、分かりにくかったらすみません…！