家に着くと、玄関に亜美のボーカロイド、リンとレンが倒れている。

「リンとレン!?ちょ…二人とも!?」

有紗が慌てて、二人の体を揺らす。

「う…有紗サン?」

リンがダルそうに起き上がる。
レンも起き上がる。

「亜美…いるの!?」

二人はゆっくりと頷く。

「亜美!?」

茶の間の扉を乱暴に開ける。

「有紗!!」

亜美がカイト達の前に立って、攻撃を防いでいる。

「ステージプログラムを開始する!」

有紗はデータを支配すると、素早く動き、攻撃する。

「ちっ。邪魔が来たか」
「人ん家で勝手に暴れてんじゃねぇ!!」

有紗は漆黒の二本刀を出し、敵に斬りつける。

「ぐっ!?」

敵はよろけて、データプログラムが弾けて消えた。

「っ…」

有紗はステージプログラムを終了させると倒れた。

「マスター!?」

カイト達が駆け寄る。
和音が有紗の額に手をつける。

「熱がある。マスターの薬、どこ?」

和音が立ち上がり、カイト達に聞く。

「あ…、ある。梓に預かっていたんだ」

亜美がポケットから薬を出す。

「亜美サン、どうも」

和音は有紗に無理矢理飲ませる。

「連続で殺戮モードになった影響だろうな」



また、失敗しました。
次の計画を実行します。

クスリ
女は笑う。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

闇にレクイエムを___挨拶代わりの襲撃

新しい物語と番外編をあわせました

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投稿日:2010/02/18 12:41:21

文字数:551文字

カテゴリ:小説

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