明日色、見出せぬ今此処で
答えも出せない春は要らない
萌葱色ひらり、散り散り散る四季
春雪に見た苦しみの光景は
どうやれば嘘だと言えるのか教えて
理由も知らないから
浮かび上がる整わぬ文字
白昼夢に溺れ倒れて、二度と起き上がれない

そして目を覚まして気付く
辺りがとても静かになった
空気が恐いくらいに澄んだ
何に触れても冷たい
身体が何かを忘れてる……

恐い!あなたががいない!恐い!あなたがいない!恐い!恐い!恐い!

芋虫の身体をくねらせる
芋虫の身体で叫び鳴く
掠れた声の振動だけを
この身に感じながら

いついつまでも襲う悲劇に前触れなど有りませぬ
ただただ ただただ 
眺め続ける
想いが届かぬ地獄は
今此処にいるという自覚さえ掻き消すよう
痛みを感じぬ身体は
思いの外、憎らしい
引き裂きたい!引き裂きたい!
お願い誰かこの身を心の儘
傷つけて 傷つけて

交錯する自虐心 ああ 哀れという言葉すら生温い

ネジ巻き時計ガ回リ出シタ……

涙は既に汚れと成りて 身体は形を崩し始めた 醜く黒ずむ肉が膨らむ
やがて張り裂けるような痛みが走る 無数の熱を身体に感じ 舞い戻った感覚に鳴いた それは喜びか悲しみもう分からない ぴぎりと一鳴き
道逸れた成れの果ての嗚咽 もう誰にも届きはしない 

【奇牝羅ガ巡ル 奇牝羅ガ巡ル 奇牝羅ガ巡ル 奇牝羅ガ巡ル
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 奇牝羅ガ巡ル 奇牝羅ガ巡ル 奇牝羅ガ巡ル 奇牝羅ガ巡ル
 奇牝羅ガ巡ル 奇牝羅ガ巡ル 奇牝羅ガ巡ル 奇牝羅ガ巡ル】

ああ 想いの焦がれた女の魂がやがて変わりここまで落ちる
誰が望んだ 悲劇の悲劇
埃塗れの小屋 永遠の闇の訪れ


「で~ておいで~でておいで~、や~みのくろすけでておいで~」



本当の孤独がやって来た 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

鳴蟲

バッドエンド系。

閲覧数:132

投稿日:2011/02/14 12:46:30

文字数:804文字

カテゴリ:歌詞

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