文庫になって持ち運べるようになった
いつまでも忘れないような憧憬の仕方
刊行もされなくなった 物語でもいつか
誰かに見つけてもらえるような 夢をみた

ぼくだけの物差しで
どんなページをめくれるだろう

革命を叫んだ あの子は忘れられてしまった
アンデルセンのような童話のなかで
それでも 火傷のように残った
木霊だけが心臓の形を変える

まばゆい稲光のような 一行に見惚れた
栞を挟むように 記憶の奥底にしまった
口癖や手癖は何処かの
誰かの引用だったと憶えていますか

あくびをしたら 同じあくびを返した
温かな日々の折り返し線

ただ祈りに 祈りで返すような
そんなサイクルが歴史を続けているのならば
いつか灰になってしまうまえに
見つけたかったものを 見つけたい

文庫になって持ち運べるようになるだろうか
今日の 明日の 一昨日の忘れたくないことを
僕しか好きじゃない本の最後のページを
憶えている いつも いつまでも

革命を叫んだ あの子は忘れられてしまった
アンデルセンのような童話のなかで
それでも 火傷のように残った
子供たちは その残り火を伝う

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投稿日:2026/01/19 19:49:08

文字数:483文字

カテゴリ:歌詞

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